●葬儀と火葬の準備をする

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葬儀や火葬の準備もしなければなりません。葬儀の内容については、故人の意向もあるかもしれません。遺言書やエンディングノートがあるかどうかを調べましょう。エンディングノートは、パソコンやスマホに保存されている可能性もあるので、忘れずに調べてください。

葬儀会社も選ばなければなりませんが、搬送を依頼した葬儀会社に頼まなければならないということはありません。ほかにすべきこともあるし、気持ちも混乱しているため、搬送を頼んだ会社に頼むという流れに傾きがちですが、料金や実績、信頼度などを比較検討して、慎重に選びましょう。

火葬するためには、火葬許可証が必要になります。そのためには、役所へ死亡届を提出しなければなりません。死亡届は、死亡診断書と一体になっていますので、病院で受け取ることになります。死亡診断書は主治医が記入してくれますが、各種手続きに必要になるので、10枚ほどコピーをとっておくことをおすすめします。

なお、死亡届の提出と火葬許可証の取得は葬儀会社が代行してくれることが一般的です。

菩提寺がある場合は、菩提寺にも連絡しておきます。葬儀や火葬の際の読経を頼んだり、火葬後の埋葬などについて相談しなければならないからです。菩提寺の住職は、こういったことには慣れているので、先方主導で話を進めていけばいいでしょう。

●葬儀の概要と日程を決める

お葬式

 

葬儀会社を決めたら、葬儀の概要を決めていきます。通夜を行うのか、告別式のみにするのか、告別式は一般葬にするのか家族葬にするのかなど、故人の遺志も踏まえて決めていきます。

葬儀の日程ですが、親しい人や遠方の親族などが参列しやすい日を考慮しますが、なにより優先されるのが火葬場の空き状況です。また、葬儀や火葬は葬儀会社の協力なくして行なえないため、具体的な日程は葬儀会社の都合に左右されます。

 

ここまでが、人が亡くなった直後に「すべきこと」です。相続実務士の曽根恵子氏が監修する『【図解】身内が亡くなった後の手続きがすべてわかる本 2024年』では、死亡後の手続きなどについて詳しく解説しています。大切な身内が亡くなり、気持ちの整理がつかないかもしれませんが、落ち着いて冷静に対応することが何より重要です。

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