10月27日

あれからずっと家に帰っていない。モングースから目を離せない。なぜかはわからないが。
靴下が片方ない。靴もどこかへ行ってしまった。このノートを書くペンもなくなっていて、別のペンを探すのに手間取った。
そういえば、今日は助手の顔を見ていない。

10月30日

なんてことだ、わかったぞ。モングースは「物」を食べるのだ。その瞬間を目撃してしまった。
それは死んでしまった生物──つまり「物」になってしまった生き物──も例外ではない。助手を見なくなった理由がわかった。
そして、わたしが食べものをとると怒る理由も。つまり、モングースはわたしに──。

博士のノートはここで途切れている。このノートは古書店で売られているところを発見された。アラン・マクマホン博士とその助手のゆくえはわかっていない。

【編集部より】

ちょっと待ってください。「モングース」で検索してもなにも情報はでてきませんよ。「マングース」ならでてきましたが…。

靴下についての対処法ですが、同じ靴下をたくさん買ってどれがなくなってもいいようにするという方法もあります。

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