●3:案外盲点?お土産を買わないと荷物が増えない

先日友人と国内旅行をした際、彼女は行きはボストン1つで来たのですが、お土産が増えて最終的にキャリーケースを買いたしていました。旅先で増えがちな荷物がお土産ですが、私は旅先でほとんどお土産を買いません。

以前はせっかくその土地に来たのだからなにか買って帰らないと損だと思い込んでいて、器や食べ物など様々買い込んでいましたが、食器棚には上限があるし、そもそも今あるだけで十分たりていると気づきました。食べ物もその土地で食べて楽しんだら、それで十分すてきな体験になると気づきました。

無限に増える「食器」。極限まで減らすことができた理由とは?<おふみの暮らし絵日記・第2回>

ミニマリストで整理収納アドバイザーのおふみさんが、シンプルに心地よく暮らすコツをご提案。今回は、ESSEonline…

今では、自分だけ旅行に出かけた場合は夫宛に手のひらサイズのおいしい食べ物を買って帰りますが、それ以上はなにも買いません。旅先でワインなどかさばるものが欲しくなったら、宅急便で送ります。ものすごく気に入ったものがあれば帰宅後に通販してもいいですしね。

「行きと同じ重さで帰ること」を意識していますが、それだけでも旅が快適になると思います。

 

●4:反対に、旅先で「これは絶対必要」!

私は舞台観劇が趣味で、推しを見るために地方遠征に行くことも多いのです。ただ荷物を減らすことを目的にするなら化粧もヘアケアもすべて持参しなければいいですが、髪も肌も最大限整えて自分の思うおしゃれをして会場に向かいたいです。

その上で荷物を最小限に抑えたいので、バランスをとることが旅の荷物選びで最も重要なことだと考えています。

たとえば、化粧品は旅仕様で普段よりも多少減らしますが、かといってBBクリームのみでOKとはなりません。普段は数本入っているリップを1本だけ持参したり、アイシャドウについては色がたくさん入ったパレットタイプではなく、1本でグラデーションができるリキッドシャドウに絞っていったりと、自分をよく見せてくれてコンパクトなものに厳選しています。

コスメ
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15cm角の小ぶりなポーチを上限として、ここに収まる分で最大限メイクを楽しむことにしています。

髪のコンディションを整えるための必需品が、ヘアアイロンとトリートメントです。旅先で快適に過ごすために必ず持っていきます。

一度これらを持参せず宿泊したところ、翌朝に髪の毛がとてつもなく絡まり合って鳥の巣のようになってしまったことがあるため、出先で無駄な買い物をしなくてすむように必需品としてカウントするようになりました。

 

●「暮らしの必需品」だけをスーツケースに詰め込もう

一人ひとり旅先で必要なアイテムは異なります。

迷ったら、「なしで暮らすと困るので、出先で買い直すことになるもの」があなたの旅の必需品です。

このことを意識すれば、取捨選択する持ちものが見えてくると思います。