6月9日に最終回を迎えたドラマ「波よ聞いてくれ」。小芝風花さん演じるスープカレー店のアルバイト店員・鼓田ミナレが、あるきっかけでラジオ業界へとスカウトされ、ラジオパーソナリティーとしての才能を発揮。ラジオ局を舞台に、キャラクターの濃い面々とともに、既成概念を覆した何でもありの番組を届けていく…というストーリーです。ここでは、感動の最終回を迎えた本作を振り返ります。
最後までラジオ愛に溢れた『波よ聞いてくれ』
すべての画像を見る(全2枚)他番組の炎上騒動を解決したり、引きこもりの青年を見事に社会復帰させたりと、パーソナリティーとして成長を遂げてきたミナレが、ラジオ業界のイベント「ジューンブライド・ラジオ」の最終候補に。そんな矢先、ミナレが恐れるしっかり者の母・唯(高島礼子)が、自分のダメ男好きを受け継いでしまった娘を心配し、見合い話を持ちかけるためミナレの前に現れます。
押し問答の結果、「ジューンブライド・ラジオ」への出演が決まればミナレの好きにしていいけれど、もし落選したら地元の北海道へ連れて帰る…と母は断言。選考に通るためにも、次の放送へ向けてやる気を出すミナレでしたが、放送当日に突然大きな地震が発生。
街全体が停電し、番組も中止かと思いきや、ディレクターの麻藤(北村一輝)はミナレをラジオ局へ呼び出し、「こういうときだからこそ、お前の声をラジオで届ける意味がある」と伝えます。