●大変でも、続けてしまう魅力が演劇にはある
すべての画像を見る(全5枚)劇団では出演に加えて、演出も担当されていますが、”演出家・関智一”として心がけていることを尋ねてみました。
「役者でも演出でも、どの立場でも基本的に心がけは変わらないです。でも、演出家としての方が、0から準備をして公演本番まで関わっていかないといけないからやることが半端なく多いですね。せっかく公演を観に来てくださってるお客さんのために、飽きさせないような演出がしたい。だからあまり単調にならないように、リズムやテンポをもたせて、物理的な時間よりも体感の時間を大切にしてます」
多忙を極めるスケジュールのなかでも、「固定概念にとらわれない奇想天外な作品にしたいから、ぎりぎりまで妥協したくない」と語る関さんですが、劇団をたたもうと思ったことはないのでしょうか?
「ありますよ! やめようかな…と思うことは多々ありますね。でも、大変でもそれを続けちゃう魅力が舞台にはある。好きだからこそできるし、そのときは大変でも喉元過ぎれば熱さを忘れるというかやりたくなっちゃうんですよね~」
関さんが、どんなに忙しくても続けていけるのは、”芝居が好き”という気持ちがあるからこそ。最後に「寝れてますか?」と質問すると、「寝てますけど、疲れは取れてないですね~(笑)」と茶目っ気を交えて答えてくれました。
好きでやっている仕事だからこそ、苦はないとまっすぐ話すその姿がとてもすてきで印象的だった関さん。座長を務める劇団ヘロヘロQカムパニーの情熱溢れる公演『タイムアフターレコーディング』は本日から公演スタートです!
☆今月の関智通信☆
いよいよ『タイムアフターレコーディング』が初日を迎えました! 7月2日までやっていて、豪華な日替わりのゲストもいるので、ぜひタイミングが合うところがあれば皆さん遊びに来てくださいね♪ また、前回公演『立て! マジンガーZ』などの公演DVDも発売したので、ぜひよろしくお願いします~。
【公演情報】
第40回公演「タイムアフターレコーディング」
日程:2023年6月23(金)~7月2日(日)
脚本:伊福部崇 演出:関 智一/野坂 実