50代の家づくりでこだわったこと
手触りのよい素材とのびやかな雰囲気を楽しめるLDK。そして、スムーズな家事動線。いつまでも心地よく過ごせるのが、M邸のよいところです。こだわったポイントを紹介。
1.プライバシーと開放感を両立する中庭
すべての画像を見る(全25枚)人目を気にすることなく、カーテンいらずで暮らすことを希望して、LDKはプライベートな中庭に面して設置しました。
大きな掃き出し窓と高窓から、光と風を取り込む開放感あふれる空間です。ナツツバキが季節の移ろいを演出します。
2.調理がはかどるコンパクト動線のオープンキッチン
シンクとコンロを備えたペニンシュラ型と、背面収納を設けたオープンキッチンは作業効率が抜群。「以前の住まいは半独立タイプのキッチンで、調理中は孤独な感じでした。その不満を解消したくてオープンにしたんです」と妻。
3.無垢材と色にこだわった上質なLDK
以前の住まいの内装材が好みではなかったことから、新居では素材使いにこだわった夫妻。LDKは国産のカバ無垢材を床に、壁は調湿効果のあるエッグペイントを用いました。
キッチンの壁は、妻が好きなブルータイルをアクセントに。
4.洗濯動線をコンパクトにした水回り
日々の家事をスムーズにこなせるよう、洗濯動線を集約。洗面室の両サイドに浴室とウォークインクロゼットを振り分け、「脱衣→洗濯→衣類」の収納の動きをコンパクトにしました。「家事ストレスが軽減できて本当に快適です」(妻)。
5.疲れを癒やすラグジュアリーな半露天の浴室
浴室には壁で囲われたバルコニーを併設しました。人目を気にせず入浴できるので、露天風呂気分を堪能できる極上空間です。
浴室は洗濯をする洗面室と隣接しているため、洗濯をして干すという動線にもムダがありません。
6.将来を見据えた賃貸可能な子ども部屋
1階には2人の娘の個室を配置。2部屋はそれぞれ壁の色を変えています。写真は白を基調にした二女の部屋で、賃貸にできるように洗面を完備。
「賃貸にするときには、バスとトイレを設置する予定です」(夫妻)。
7.心身ともにリラックスできる薪ストーブ
夫が望んだアイテムのひとつが薪スト—ブ。「もともとたき火が好きで、炎の揺らめきを見たかったのです」。クラシカルでシンプルなデザインのデンマーク製「モルソー」をチョイス。「冬の暖房はこれだけで十分です」。