あって当たり前だろうと思っていた家具類が、じつは自分の暮らしには不要だった…そんなこともあるのではないでしょうか? 今回、そんな固定概念にとらわれていることに気づき、ダイニングテーブルとイスを処分したというライターの小林ユリさんに詳しく教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)ダイニングセットを処分したら、暮らしが一気に快適になった
ソファ、ダイニングセット、カウンター、デスク、本棚など、生活において必要な家具はたくさんあります。ただ、「一般的に家の中にあるとされているもの」でも、それが自分のライフスタイルに合うかどうかというのは別。
筆者は今回、ダイニングテーブルとダイニングチェアを処分したことで、それを肌で感じました。快適になった暮らしを紹介していきます。
●テーブルを一体化してみた
わが家はもともとダイニングエリアとリビングスペースを区ぎって部屋を使用していましたが、ネックになっていたのは部屋の狭さ。部屋の中に余分な空間がないのが気になっていました。
思いきってダイニングセットを処分してみると、狭いリビングではこちらの方が使い勝手がいいと感じることが多かったのです。
ダイニングセットを処分したことのメリット
大きな家具であるダイニングセットを処分して気づいたことを紹介します。
(1) テーブルの片づけがラクになった
今まではソファテーブルとダイニングテーブルのふたつを掃除する必要がありました。テーブルの上って、油断するとすぐにものでいっぱいになってしまうし、コップなどを置くのでけっこう汚れます。
掃除嫌いの筆者にとって、ふたつのテーブルをこまめに掃除しなければならないのは地味に大変な作業でしたが、テーブルの数がひとつに絞られたことで、掃除の時間が短縮されました。
(2) 部屋を広く使えるようになった
リビングスペースとダイニングスペースを別々で設けるよりも、ひとつにまとめてしまうほうがスペースを広く使うことができます。
以前よりも床が見える範囲が増え、スッキリした印象に。部屋のゆとりが増えました。
(3) 友人を招きやすくなった
最近ではコロナも落ち着き、筆者のまわりではだれかの家に集まる機会が増えました。
ただわが家に招く場合、1人か2人くらいなら問題ないのですが、それ以上になるとスペース的にリビングとダイニングに分かれて座ってもらわなければならず、なんとも会話がしにくい状況に。さらに、飲み物やお菓子など、おもてなしのものをひとまとめに置くことができないのもストレスでした。
ソファテーブルをみんなで囲めるようになってからは、そのような不都合が改善され、友人たちを招待しやすくなりました。
(4) 食後、そのままくつろげる
食事が終わったらソファへ移動してくつろぐのも、メリハリとしてはいいのかもしれませんが、筆者は食後そのまますぐにくつろげる方がラクだと感じています。
(5) ルンバが一気に使いやすくなった
ダイニングテーブルと2脚の椅子を処分したことで、以前よりもルンバがかけやすくなりました。そのため自分の手で掃除機をかけなければならない場所が少なくなり、床掃除の手間がだいぶ少なくなりました。