美容院で失敗しないために。最初に伝えるべきこと

さとゆみ:まず、「髪型を決めるときに、なにを伝えればいいか」問題! 最初に思いつくのは、長さだけれど…。

●長さを伝えるときは「センチ」でなくイメージで

八木ちゃん:そうですね。たとえば、結べる長さは残してほしいというようなオーダーはわかりやすくていいです。ただ、3センチ切ってくださいとか、5センチ切ってくださいというのは、あまりおすすめしません

さとゆみ:それはどうしてですか?

八木ちゃん:お客さまがイメージしている長さと、実際の長さって、意外とズレていることが多いんですよ。「3センチ切ると、これくらいの長さになりますよ」と写真をお見せすると、驚かれることもあります。

さとゆみ:なるほど。あるあるですね。

八木ちゃん:それに、頭って立体なんですよね。だから、同じ3センチカットするのだとしても、元の髪型によっては、ものすごく短く切られた風になったり、その逆だったりすることもあります。

さとゆみ:では、「今の長さから○センチ切ってほしい」というよりは、仕上がりのイメージで話した方がいいんですね。

八木ちゃん:はい。実際にヘアスタイル写真を見ながら話すとズレがないと思います。

<写真を持ち込むのがおすすめ!>

タブレットにたくさんの髪型の女性
イメージに近い髪型は写真で見せるのがベスト
すべての画像を見る(全7枚)

さとゆみ:ヘアスタイル写真の話が出ましたが、やっぱり、事前に用意していった方がいい?

八木ちゃん:写真の持ち込みは大歓迎です。お客さまのなりたいイメージもわかります。ポイントは、以前の記事でも紹介していますが、3枚以上持っていくことですね。そうすると、「こんな雰囲気がお好きな方なんだ」とか「このウェーブ感が気に入ってらっしゃるのかな」などが、わかります。

さとゆみ:よく年配の方から聞くのは、「ヘアカタログを見ても、若い人の髪型ばかりでイメージがしにくい」という声ですが。

八木ちゃん:ヘアスタイルの写真は、ヘアカタログのものじゃなくていいですよ。ファッション誌のファッションページで選んでくださってもいいですし、お好きな女優さんの画像でもいいですし、テレビ画面を撮影したようなものでも大丈夫です。

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