●はじめは近場の温泉から

とはいえ、いきなり海外旅行というのはハードルが高いものです。なので近場温泉にひとりで行ってホテルステイがおすすめです。いつも家族の世話を焼いてばかりの私は、自分のためだけのおもてなしに感動して涙が出そうになりました。「私だけこんなぜいたくをして悪いな」と思う気持もあるでしょうが、自分が喜んでいる姿こそ家族の喜びなんですね。なので大いに羽を伸ばしたほうがいいのです。
まずは、自分にお金と時間をかけてもいい! と思えるようになることが大事です。慣れてきたら、計画を立てて遠出をしてみましょう。

●行きたい場所のリストをつくろう

SNSが盛んな時代。フォトジェニックな情報が溢れています。「あっいいなぁすてき!」と思ったら、Googleマップで検索して保存しておきます。友人で旅好きな人がいて、彼女からフランス旅行のお土産話を聞かせてもらったときのこと。片手にもっていたGoogleマップは旗だらけになっていました。行きたい場所に旗をたて、どのようなルートで回れば効率的か考えて旅プランを立てたのだそう。「賢い!」と思いました。
私はというといつも行き当たりばったり。プランなど立てたことがありません。それはそれで、楽しいのですが、とても非効率。しかも、時間がたつと行きたいと思っていた場所を忘れています。

そこでGoogleマップの登場です!

Googleマップ
図:著者作成
すべての画像を見る(全4枚)

・雑誌やSNSから行きたい場所をGoogleマップ上でマッピング

・「経路」「通話」「保存」「場所を共有」などのうち「保存」をタップ

・「行きたい場所(旗のマーク)」を選んで「完了」をタップ

・リスト保存完了

たとえば鎌倉だったらリストに【鎌倉】と名前をつけて保存しておくとさらに便利です。時々リストを眺めては、旅の気分に浸れますし、行きたい気持ちを再確認できます。

地図を眺める癖がつくと、方向音痴も改善されるのではないでしょうか。

●ひとり旅の必須アイテム

ひとり旅の持ち物は最小限にしています。だって、誰も荷物を持ってくれる人はいませんから。重い荷物を下げて階段でも踏み外したら、それこそ大けがになりかねません。旅こそデジタルデトックスでスマホは家に置いておく…なんて言いたいところですが「命の次に大事なのはスマホ」というくらいなくてはならないもの。新幹線や飛行機の予約もチケットもスマホで完結。何かあったらその場で電話ができるのもスマホ。記憶に残すより記録したいスマホカメラ。万が一財布を落としてもスマホ決済でなんとかなる。お財布代わりです。

案外かさばるし重量もあるのが「本」ですが、旅の孤独を紛らわせてくれるのが読書です。それもスマホで完結できますが、やはりページをめくるあの感覚は捨てがたい。ということで1冊だけ持っていきます。

すたば

そして大判のスカーフ。季節を問わず1枚あるととても便利です。オシャレアイテムとしても有能ですが、風呂敷にしたり、エアコンの風よけやひざかけにもなります。そして意外に便利な懐紙。コースーターやお手ふき、お皿。テーブルふきんがわりににもなります。

旅のことになると、筆が止まらなくなります。まだひとり旅をしたことがないのであれば、ぜひ行きたいところリストからつくって、楽しみからつくってみてくださいね。

「誰かのために」を手放して生きる

「誰かのために」を手放して生きる

Amazonで見る
50代からの毎日を応援する記事多数!「これからの暮らし by ESSEonline」はこちら