●お弁当づくりが終わってもルーティンだったSNS投稿は続けたい

車中めし
娘さんが朝の車の中で食べていたという「車中飯」。食事をしながらおしゃべりしていたのもいい思い出だそう
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―― あえて険しい道に進ませるのも親心ですね。ただ、そうやって愛情を寄せる娘さんが家を出てお弁当づくりが終わった今、飛田さんのお気持ちはどうでしょうか?

飛田 確かに今、一段落をついた感じです。ずっとお弁当の投稿してきたインスタグラムを「やめないで」という声も多くいただいたし、私自身もせっかくここまで続けられたのだから、これからも続けたいなと思っています。それで先日、これからは「ひとりごはん」で続けます宣言をしました。夫は海外出張が再開されてほぼ家におらず、ひとり暮らしに戻ったような状態です。だから、ひとりごはん、時々ふたりごはんとして投稿していこうかなと。毎日じゃなくてもいいし。お弁当づくりを終えて多少ほっとした部分はあるんですけれど、仕事でも日常でも、お料理はこれからもつくり続けていくわけですしね。

――今後は、お仕事でもある「料理」とどう向き合っていきたいですか?

飛田 じつは今、あらためて「料理」を習いに行きたいなと思っているんです。私は母や祖母以外のだれから教わったわけでもなくこの仕事に就いたこともあり、ちゃんと基礎から料理を学んでみたいという気持ちがずっとあって。数年前に小黒きみえ先生にお菓子を習いに行った際も、たくさんの発見や学びがありました。今度はお料理でもそんな機会があればなって。子育てが一段落した今だからこそ、新しいことを始めて新しい自分に出会えるような気がしています。

 

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