リノベーションでこだわった7つのポイント

ほとんどの壁の仕上げや漆喰塗り、タイル貼りは夫がDIY。「初めてだったので時間がかかり苦労しましたが、自分の手で仕上げた喜びと、家への愛情が生まれました」と夫。

手を加えたい箇所はまだ残っているそうで、家づくりは現在進行形。古家をアップデートし、「自分たちらしく」を表現するM邸リノベは、これからもゆっくりと進んでいくようです。

1.壁の左官仕上げをDIYし大幅コストダウンを実現

壁の左官仕上げをDIY
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壁のペイントや漆喰塗り、キッチンカウンターの塗装などはすべて夫妻で行い、コストダウンを図りました。「自分で手掛けたことで愛着がわき、今後の修繕も自分たちでできるという安心感にもつながりました」と夫。

 

2.既存の窓を生かして借景を楽しむ

既存の窓を生かして借景を楽しむ

キッチンの窓から、豊かに茂る隣地の緑を堪能。カウンターの一部はデスクにして、家計簿をつけたりレシピ検索などをする、妻のワークコーナーにしました。「この眺めは、ホッとできて癒やされます」と妻のお気に入り。

 

3.既存の和室はモダンな雰囲気に変更

2階にあった和室2間を1室に改修

2階にあった和室2間を1室に改修。一部は、将来長女の個室にする予定でフローリングにしました。珪藻土の壁は「シックな雰囲気になれば」と考えた妻が黒色でDIY。障子はフィルムをはさんだ強化和紙を採用しました。

 

4.レトロ感あふれるデザインはあえて残してアクセントに

階段の手すりはそのまま利用

階段の手すりはそのまま利用。やわらかな雰囲気のデザインは、夫妻が望んでいた“時を経た味わい”のイメージにしっくりとなじんでいます。状態がよかったペンダントライトも再利用し、レトロな空間をそのまま継承。

 

5.見えない部分に伝統技法を採用

寝室の横にウォークインクローゼット

寝室の横にウォークインクローゼットを新設。奥には布団などの大物をしまい、扉をつけずオープンにして湿気やカビ対策を施しました。

 

伝統的な補修の継手技術を採用

柱の一部は大阪城大手門の控え柱に用いられた、伝統的な補修の継手技術を採用(写真は大庭さん提供)。

 

6.断熱性を確保して快適空間に

寝室

2階の寝室は、もとの天井を取り払って屋根形状を見せ、断熱材を充填しました。「階下で暖められた空気が循環ダクトを通して入ってくるので、冬もエアコンいらずで暖かいです」と妻。隣地の借景も癒やし要素のひとつ。

 

7.新旧の素材を組み合わせて印象的に

玄関

玄関は、扉とその周辺を杉板張りに替え、一部は既存の石貼りを残して新旧の素材をミクスチャーしました。「コストをなるべく抑えるように外観には極力手を加えませんでしたが、家の顔となる玄関は一新しました」と夫。

 

間取り図(リノベーション前後)と外観

●間取り図

リノベーション前

リノベーション前

 

リノベーション後の間取り

リノベーション後
以前は2間だった間取りをワンルームのLDKに変更。既存の窓を樹脂サッシに替えて断熱性をアップ。大窓の先にはのびやかな眺望が広がり、光と風が駆け巡る明るい住まいになりました。

 

●外観

リノベーション前の外観

リノベーション前の外観

 

リノベーション後の外観

リノベーション後の外観

南側の1階外壁は杉板張りに変更し、表情を新たにしました。庭のフェンスは今後、交換する予定です。