●3:レンタルも検討してみよう
レンタルできるものがあるかどうかチェックしましょう。
たとえばキャンプ道具は一式そろえると高いですよね。使い続けるかわからない高額なものは、まず一度レンタルで試すことがおすすめです。趣味の道具も、最初にお金がかかるものは、レンタルしたり友人に借りるなど、お金をかけないほうが安全です。
私はヨガを15年ほど続けています。ヨガに必要なものはヨガマットとヨガウェアくらいで必要なアイテムは少なめ。ですが、なるべくお金をかけたくないので、ヨガマットは最初はスタジオのレンタルですませて、しばらくしてから自宅用のマットを購入しました。ヨガウェアはいまだに持っていません。Tシャツとレギンスなどの普段着で代用できるからです。
通勤着やブランドバッグなどもレンタルし、気軽にお試しする人が増えています。
流行のファッションを次々に買って飽きて着なくなるくらいなら、洋服のサブスクで旬のときに身に着けて返却した方がコスパがいいかもしれません。「プロにスタイリングしてもらう」というラクさも魅力ですね。
そのほかに、自家用車がない場合、クルマをあまり使わないご家庭では、カーシェアリングサービスが便利です。クルマの維持費や保険料、税金、駐車場代を考慮すると、必要なときだけレンタカーやカーシェアを利用するほうが経済的です。
また、旅行に行く際には、旅先で自転車を借りることもおすすめ。自転車で観光すれば、交通費を節約するだけでなく、健康的な旅行を楽しむことができます。
私の住む北海道札幌市には、いたるところにレンタル自転車が置いてあります。ちょっとした移動に便利で公共交通より安いので、市民も活用しています。
ほかにも、自宅で映画や音楽を楽しむ場合、毎回購入するよりも、Amazonプライムなどストリーミングサービスを利用することでコストを抑えられます。
また、書籍や雑誌の購入を控えたい場合は、図書館を活用することがおすすめ。必要なものがそろっている場所に足を運ぶだけで、出費を減らすことができます。
このように、代替案をうまく活用すれば家計を助けることができます。困ったら「買う」の前に、ほかの方法を検討してみては。値上げや増税で厳しいこの時代を乗りきるヒントになれば幸いです。