冬の簡単な料理といえば鍋ですが、だしをとったり、煮込んだりするのは意外と時間がかかるもの。そんななか、味つけは料理酒だけ、1分煮込むだけという「1分鍋」に注目が集まっています。
加塩タイプの料理酒は、肉や魚のくさみを消し、うま味やコク、ほんのりとした塩味をつけて味をととのえる作用があります。料理酒、魚1種類、野菜1種類というシンプルな組み合わせなら、食材本来の味を楽しめるヘルシー鍋が速攻ででき上がり!
ダシいらずの1分鍋が話題!洗い物も少なくてラクちん
ここではESSEonlineライターが、料理酒を使った2種類の「1分鍋」を実際につくってみました。
●サバ缶と白菜のショウガ鍋
缶詰を使うから本当にラクラク! 白菜とサバ缶が好相性。
すべての画像を見る(全4枚)【材料】
・水 200ml
・料理酒 100ml
・サバ水煮缶 1個
・白菜(食べやすい大きさに切る) 2枚
・ショウガチューブ 適量
・ユズの皮(千切り) 適量
【つくり方】
(1) 水と料理酒、ショウガを煮立てます。ここで一緒に白菜の芯の部分も入れました。
(2) 沸騰したら白菜の葉の部分とサバ水煮缶をイン。1分煮込めばでき上がり。
私はクタクタの白菜が好きなので、フタをして長めに2分間煮込んでみました。
ちなみにトッピングのユズを用意し忘れたので、ミカンの皮(白い部分をこそげたもの)を使ってみました。夫いわく「苦くなくて、意外とおいしい」とのこと。
いざ食卓に並べると、サバがなかなかの食べごたえ。思っていたより脂があるんだな、と感じました。その脂が、ショウガやミカンの皮、ゆずパウダーといった、サッパリしたトッピングと相性がよかったです!
お魚と野菜と薬味のみというシンプルな具材のおかげか、年末年始の暴飲暴食の罪悪感を帳消しにしてくれるようなお鍋でした。
●タラと春菊の七味鍋
うま味たっぷり!七味の味つけが効きます。
【材料】
・水 150ml
・調理酒 150ml
・タラ(鍋用の小さいカットのもの) 2切れ
・春菊(3~4cmに切る) 1束
【つくり方】
(1) 水と料理酒を鍋に入れてひと煮立ちさせる。
(2) カットした春菊とタラを入れ、1分煮込む。
煮込み時間1分だと、春菊の茎の部分はまだ少し固めでしたが、好きな歯ごたえなので私にとってはこの時間でちょうどよかったです。
味つけの七味とポン酢はどちらもあっさりめだし、淡白な鍋にならないかな? と思っていました。が、タラと料理酒からうま味がたっぷり出たため、味つけは七味のみでも全然大丈夫だと感じました。もちろん、ポン酢しょうゆも、とても相性がよかったです!
今回はやりませんでしたが、締めに白米を入れたら、タラのだしがよく出た雑炊になってとてもおいしそうです。
わが家には8か月のつかまり立ち・後追いを始めた赤ちゃんがおり、あまり料理に集中できない日々が続いています。
が、今回のレシピは2つとも非常に短時間ででき、油汚れもほぼなかったため、あと片づけが楽ちん! ちなみに包丁ではなく、ほぼキッチンバサミで調理できましたよ。
※子どもと食べるときは、アルコールが飛ぶまで十分加熱してください