●中途半端に収入が高い人のほうが、お金の管理ができていない
すべての画像を見る(全4枚)私は、「家計簿をきちんとつけている」という富裕層を何度か目にしたことがあります。億単位の資産がありながら、普段の食費や光熱費などの家計簿をつけているのです。そうした話を聞くと、「お金持ちなんだから、家計簿は必要ないのでは?」とつい思いがちですが、きちんとお金を管理する姿勢がなければ、億超えの資産を築くことは難しかったのでしょう。
以前、ファイナンシャル・アドバイザーの方に聞いた話ですが、中途半端に収入が高い人のほうが、お金の管理ができていないとのことでした。収入が少ない人は、赤字にならないように日々の食費などを管理せざるを得ません。しかし、ある程度の収入があれば、「どうせ大丈夫だろう」という気持ちから、家計の管理が適当になり、効率的に資産を増やすことができないのです。
ちなみに、高収入になるほど総支出に占める割合が増えている費目の1つが「教育費」です。実際、富裕層は教育費にお金をかける傾向があります。
こちらの記事でご紹介した以外にも、『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)では、「家計」「資産運用」「生活」「家族」の4つの切り口で、富裕層の共通点をお伝えしています。