今や私たちの生活にスマホは欠かせない存在です。一方で、スマホを使うときの姿勢が悪いとストレートネックになり、肩こりなどを引き起こします。整形外科医の竹谷内康修先生に簡単トレーニングを教えてもらいました。

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スマホ首
スマホの見過ぎによって首がガチガチになってしまう人が増えています(※写真はイメージです。画像素材:PIXTA)
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ストレートネックにつながる「スマホ首」の正体

スマホ首とはどんな首のこと? 整形外科医の竹谷内先生によると、「首の骨(頸椎・けいつい)はやや前に反るようにカーブしていますが、スマホを見ているときは頭が下に垂れ、首の骨がまっすぐになります。これが固定化した状態がストレートネックで、スマホ首が大きな原因のひとつです」

スマホイラスト

スマホ首になると肩こり、首こり、頭痛など多くの不調が。これは、首の骨がまっすぐになることで、頭の重さ以上に大きな負担が首にかかるから。

「その結果、首や肩周辺の筋肉が常にかたく緊張して、首、肩、頭などにこりや痛みが発生するのです。スマホ首の改善は、まずスマホを見るときの姿勢の見直しから。さらに、筋肉をほぐす首トレやストレッチも行ってみてください」

●スマホ首チェックリスト

1つでも当てはまったらスマホ首かも?

・背中を壁につけたとき、壁に後頭部がつかない
・寝違えやすい
・肩こりに悩んでいる
・首を上下左右に動かしたとき、痛みを感じる

●スマホ首を放っておくと…

・呼吸が浅くなる
・シワやたるみが増える
・手がしびれる
・圧迫骨折の危険も