●レスの始まりは私だった。もうしたくない
この頃は性行為だけじゃなく、キスやハグ、手を繋いだりするなど、夫とのスキンシップが全部嫌になっていました。産後のホルモンバランスや年齢的な問題もあったかとは思うのですが、夫の自分本位な態度に心底愛想が尽きてしまっていたのです。
妊娠、出産、産休、育休を経て仕事復帰を繰り返し、子育てと家事を一手に引き受けながらも私がフルタイムで働き続けることにこだわったのは、心のどこかで夫と添い遂げるのは無理だという予感があったからだと思います。いざというときのために経済的に自立しておきたいという気持ちが強かったです。
●周囲に見せている自分と本当の自分のギャップに涙する日々
すべての画像を見る(全5枚)子どもが3人もいると、周りからは「幸せそう」とか「うらやましい」と言われることが多かったですが、子どもたちが寝静まって夜一人になると、時々寝室で泣いていました。
疲れすぎていて、なんで泣いているのか自分でもよくわからないけれど、ホッとするたびに涙が出てしまうのです。子どもたちの前で常にがんばっている自分と本来の自分のギャップが大きすぎて、いろいろ限界がきていたのかもしれません。
なにも知らない夫は、相変わらずしたいときだけ下に降りてきて、終わったら上の部屋へ戻って行く…。ほとんど夫がひとりでしているような行為でも、タイミングよく妊娠…。
気がつけば、私は4人目を授かっていました。夫に愛はなくとも、子どもは別。毎日必死でしたが、とにかく優先順位のいちばんは子どもたち。なんとしても私が守って育てるんだという決意が強くなりました。
●「えぇ~また男かぁ」と肩を落とす夫に呆れ
「今度こそ女の子が欲しいな」と私も期待こそしていましたが、エコーで4人目も男の子であること判明。その結果を夫に伝えると「えぇ~また男かぁ、まじかぁ」。明らかに落胆の表情を浮かべられました。アニメだったら「チーン」という効果音がつけられそうな顔をされたのが今でも忘れられません。
一方的に避妊もしないでしてきたくせに「予定していた子じゃない」とか「できてしまった子」という言い方もされました。
私は、予定日がクリスマスイブだったこともあり、「神様からプレゼントされる子みたいだなぁ」という気持ちだったので、夫との温度差が激しい妊娠生活でした。
しかし妊娠後期、まさかの切迫早産に見舞われ緊急入院になってしまったお話を次回したいと思います。ダメな夫が初めて迎えた家族の大ピンチ。どう立ち向かい乗り越えていくのか、お楽しみに。