子どもから大人まで幅広い世代から愛され続ける、国民的アニメ『ドラえもん』。1980年に1作目が公開された『映画ドラえもん』シリーズも、42作目となる『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』が3月3日より絶賛公開中です。

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50歳の声優・関智一さん。「少年時代を思い出す駄菓子を大人買いしました」

水田わさびさん×関智一さんインタビュー

(左から)関智一さん、水田わさびさん
(左から)関智一さん、水田わさびさん
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今回は、ドラえもんを演じる水田わさびさんと、ESSEonlineでエッセイを連載中のスネ夫役・関智一さんにインタビュー。意外にもこの2人での取材は初めてなのだそう! ここでは、映画の話やそれぞれの役を演じて18年目を迎える『ドラえもん』にまつわることをたーっぷりお伺いしました。

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●思わず涙してしまった台本

――今回の『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の台本を最初に読んだときの感想を教えてください。

ドラえもん
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023 

水田わさびさん(以下水田):私は収録の合間に今回の台本を読んだのですが、思わずスタジオで涙してしまいましたね。「このセリフを言わせてもらえるんだ…」って役者としてもすごくうれしかった。あとはあの古沢(良太)さんの脚本! 名前を拝見して、思わず息をのみました。

関智一さん(以下関):僕は、今までもいろんなところに冒険に行きましたけど、まだ「ユートピア」っていう場所があったんだなって思いましたね。巷では、いろんなところに行きすぎて、もう冒険するところはないんじゃない? なんて言われたりもしていますが、まだまだそういう場所があるんだってワクワクしました。

●定番のセリフにある安心感

――本作も見どころばかりかと思いますが、お互いの印象に残っているシーンをあげるとするとどのシーンですか?

水田わさびさん
水田わさびさん

水田:ジャイアンとスネ夫君が“意図的”にやってるのではなく本心から「いい子」になるところはこの作品ならでは。悪意や打算的な理由なしに真面目になるのは初めてなんじゃないかな…? だから、テイストも違ってすごく新鮮でした。ジャイアンとスネ夫、心底いい子になってます! 演じている本人はさておいて(笑)。

:打算とかあったりしますからね(笑)。

水田:それが好きなシーンですね。でも終盤につれ、いつもの2人に戻る切り替えが「やっぱり関さんの演じるスネ夫はこのテンポだよな…」ってすごい好きなんです!

:僕は、長編になると必ず出てくる「僕はタヌキじゃない」っていう定番のセリフが好きなんですよね。“よっ、待ってました!”みたいな。

水田:私も言わないと映画やった気になりませんから(笑)。よしあった! って思います。

:ドラえもんって、『男はつらいよ』でいう寅さんみたいな“変わらない存在”で安心する。ちょっと違う映画ですけどね(笑)。周りは変化するけど、変わらず見守ってくれる、みんなも戻ってこれるよさがあると思います。

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