天井裏を大きく開いたロフトもつくり、子どもものびのび

小屋裏からLDKを見る
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写真はLDKがよく見渡せる小屋裏。以前は天井板で閉じられていたのを一部現しにし、残りを使いやすいロフトとして再生しました。たくましい梁の数々が、住み継いでいく家族を支えています。

この家に暮らしていた頃の妻の不満は、廊下の寒さ。また床や建具が濃い茶色で、全体的に暗いイメージだったのも変更したかった点でした。

 

子どもたちの様子を見守りやすいLDK

でき上がったのは、開放的で子どもたちの様子を見守りやすいLDKと、リビングとゆるやかにつなげて温度差を抑えた廊下。

「キッチンからは子どもたちが遊ぶ姿はもちろん、テレビもバッチリ見えて快適です」と妻。リビングの先のホールに置いたデスクで長女が勉強する様子もさりげなく見守れます。

内装は中間色でまとめて明るく。さらに洗濯回りの家事が一気に片づくランドリールームや、パントリーを軸にした回遊動線も設けられ、子育て世代にうれしい家事ラクな家ができ上がりました。

天井裏を大きく開いたロフトも、開放感にひと役買っています。「将来的にどう使いこなすか、これからの楽しい課題ですね」と妻は話してくれました。

 

ワークスペース

LDKとつながる家族共有のワークスペース。床につけた段差の効果で、より奥行きが感じられます。「スキップフロア風の仕上げで、より戸建て感覚を味わえます」と妻。

 

子ども部屋

子ども部屋はワークスペースとつながるレイアウト。長女は今のところ自分の部屋を荷物置き場として使い、勉強はもっぱら家族の顔が見えるワークスペースでしているそう。

 

子育てや家事がラクになる工夫が各所に

寝室

ダイニングの背面に寝室を設け、現在は家族4人で使用している。欄間窓でLDKとほどよいつながりを持たせました。

天井には照明とプロジェクター、スピーカーを兼ねたポップインアラジンを設置し、引き戸に投影して楽しんでいるそう。入り口が引き戸なので日中はあけ放して使うこともできます。

 

寝室の収納

寝室は部屋の奥行きを生かし、布団などをしまう大容量の収納を設置。その先の壁面には本棚も設けました。

 

ランドリースペース

浴室の隣は、洗濯から乾燥、室内干しなどが1か所で完結するランドリースペースに。

「下の子がまだ小さいので、リビングに目が届く範囲で家事をこなしたくて。カウンターは衣類をたたんだりアイロンがけに重宝」(妻)。

 

トイレ

トイレにはヘリンボーン柄のフロアタイルを採用。「リビングの床をヘリンボーンにしたかったのですが、面積が広いこともあり、予算オーバーになってしまったので」違う形で希望をかなえました。

 

ウォークインクローゼット

以前寝室だった空間の一部をウォークインクローゼットにあて、家族全員分の衣類を集中収納しています。洗面と隣接しているので、身支度がスムーズ。

 

ウィリアム・モリスの個性的なクロス

ウォークインクローゼットの一角にウィリアム・モリスの個性的なクロスを貼って居心地アップ!

 

洗面台

人造大理石のカウンターとシンクが清潔感あふれる洗面台。その脇には奥行きを合わせたリネン収納を造作しました。