家を建てたりリフォームしたりするときは、給付金や補助金の制度をチェックしましょう。該当するものを申請すれば、資金計画がラクになります。2年前に大手ハウスメーカーでオール電化の家を建てた日刊住まいライターは、2つの制度を利用して、合計75万円分の給付金を手に入れました。利用した制度の詳細や申請方法について語ります。じつは、もっと高額の給付金をもらえる制度を、利用し損ねて後悔も。
すべての画像を見る(全6枚)利用した制度は2つ。家具家電の購入費を削減できた
わが家は妻と未就学児の子ども2人(4歳、1歳)の4人家族。2年前にハウスメーカーで家を建てました。家を建てるにあたり、ハウスメーカーの担当者から、さまざまな給付金や補助金の制度があることを聞きました。
実際に申請し、給付を受けたのは以下の2つです。
・「次世代住宅ポイント」
・「すまい給付金」
「次世代住宅ポイント」は、2019年の消費税引き上げにともない設立され、家具や家電などと交換できるポイントを発行する制度。わが家は上限の35万円分のポイントもらえ、ソファ、ダイニングテーブル、トースター、掃除機、幼児用のイスを購入しました。
ポイント利用なので実費負担はゼロ。「すまい給付金」も、「次世代住宅ポイント」と同様の意図で設立された制度で、わが家は給付金40万円でした。
じつは、この2つの制度は筆者が家を建てた2年前のもの。現在は実質的には使えない制度です。
しかし、ネットで調べてみると、2023年度も「こどもエコ住まい支援事業」「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助」「地域型住宅グリーン化事業」があります。それ以外にも、家を建てる自治体によっては、補助金制度があるようです。チェックするといいと思います。
新居への引越しを機に、わが家が実費負担で新しく購入した大型家具、家電は、テレビとテレビ台のみで合わせて約10万円。そのほかのものは、前の家で使っていたものを流用したので、家具家電の購入費用を大幅に削減。
手持ちの資金は、頭金や手続きに関わる諸費用でかなり目減りしていたので、給付金制度には本当に助けられました。
申請時期は制度で異なる!工事前と家の引き渡し後の2回
「次世代住宅ポイント」は家の工事前に申請しなければなりません。筆者の場合はハウスメーカーの営業にすべてお任せ。必要と言われた書類に記入するのみで申請することができました。こちらの制度はとどこおりなく受理され、ポイントを付与されました。
一方、「すまい給付金」は家の引き渡し後に申請するもので、これはハウスメーカーの営業に協力してもらい、必要な書類の準備や記入をしていきました。
書類は、家の引き渡し後に渡されるものや、法務局まで取りに行くものもあり、準備に手間取りました。さらに申請した書類に間違いがあり、一度返送されて再申請するという事態に。締め切りまで余裕があったため、再申請をして無事に受理されました。