(3) 「減塩しょうゆはおいしくない」は、大きな誤解

減塩醤油
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減塩しょうゆとは、通常の濃口しょうゆ(食塩分17.5%)に比べて、食塩分を4~6割程度カットしたしょうゆのこと。最近の商品はしょうゆ本来のおいしさを大切にして塩分のみをカットするなど工夫が施されています。

さらにおいしさを追求したい場合は、料理に出汁を効かせたり、香味(ショウガやゴマなど)の食材と組み合わせて使うと、満足度の高い味に仕上げることができます。わが家では減塩しょうゆで刺身を味わう際には、大葉やミョウガなどの薬味を用意するようになりました。見た目も豪華になるので、家族にも好評です。

「現在は『減塩だけどおいしい』から『減塩だからおいしい』に変わってきています。ご家庭でのしょうゆを内緒で『キッコーマン いつでも新鮮 味わいリッチ 減塩しょうゆ』に変えてみたところ、8割以上が変わったことに気づかなかったくらいです」

(4) 北海道、関西、九州…地域によって愛される“ご当地しょうゆ”もあるんです

ご当地しょうゆ

しょうゆづくりとその流通の歴史をたどると、それぞれの地域のしょうゆの味の特徴や嗜好が見えてきます。キッコーマンが日本各地におけるしょうゆの使用傾向を調査した結果、エリアごとに次のような傾向がわかってきました(※)。
北海道は濃縮つゆや昆布しょうゆ、関西は濃口と淡口を使い分ける、九州では甘味の強いしょうゆが好まれる傾向にあり、そのニーズに合わせたご当地商品が販売されています。これらの違いを覚えておいて旅行の際のお土産にしてみれば、しょうゆの新たな楽しみ方が広がります。

しょうゆの地域特性