歳を取るにつれてやせにくくなってきた…そう実感している人も多いのでは? とはいえ、健康のためにもある程度の体重は維持したいですよね。そこで、ダイエットカウンセラーで料理研究家のおにゃさんに、年齢関係なく健康的にやせるコツを教えてもらいました!
57歳でも6か月で18キロやせた!3つの方法
年々やせにくくなり、さすがに60歳近くになるとやせることは難しいんじゃないか…そう思っている方は多いですよね。でも、50代でも60代でも健康的にやせることは可能なんです。
年齢を重ねると、ムダにやせる必要はない…健康がいちばん! 私も同感です。でも、太っていくことで中性脂肪やコレステロール値が高くなったり、脂肪肝になったりとリスクもあり、食によって生活習慣病になることも否めません。そのためには、健康的にダイエットしたいですよね!
すべての画像を見る(全5枚)私のダイエットプログラムに入会されたFさんも、どんどん増えていく体重により、今後病気になったらどうしよう…という悩みからダイエットを決意されました。そして、食事を整えることで、4か月で12キロ、その後2か月で6キロやせて、トータル18キロもやせました! 今回はFさんが、一体なにをしてやせたのかをお伝えしたいと思います。
●腸内環境を改善させることに注力
Fさんはかなりの便秘症で、ひどいときは週に2回くらいしか出なかったほど! 食べたものがたまっていく一方で、まったく出ていかない…。これではやせるわけがありません。
便秘は先天性の場合も多いのですが、普段の食生活により便秘になっていることが多いのです。そこで、便通改善のためにしたことは3つ。
●1:主食をもち麦ご飯に変えた
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、便秘改善には、「水溶性食物繊維」を増やすことが大切です。
水溶性食物繊維は腸内に入るとゲル状になって腸内で水を抱え込み粘着性のゲル状成分となり胃腸内をゆっくりと移動。便秘は大腸に便が停滞し、多くの水分が失われた状態のため、水溶性食物繊維を摂ることで便にうるおいを与えて排便をスムーズにします。
水溶性食物繊維を効率的に毎日摂るには、主食を変えることがいちばんラクなため、おにゃ式の便秘改善で必ず登場するのはもち麦。もち麦は白米に比べて食物繊維量が20倍! 玄米の4倍なんです。
もち麦に多く含まれる食物繊維のなかでも、「大麦β–グルカン」という水溶性食物繊維には糖質の吸収をおさえたり、コレステロールを低下させる作用もあります。
また、白米に比べてビタミン・ミネラルの含有量が多く、低GI値食品なので太りにくい。
Fさんは、毎食の主食をもち麦ご飯に変えて、かつもっと便が出やすくなるように、そこにきのこなども入れて食べるようにしました。
●2:野菜の量を増やした!
これまで、糖質だけの食事内容になっていることもあったので、糖質量を減らして、野菜・海藻も増やすように。
海藻は汁物に入れるだけではなく、サラダにわかめをトッピングしたり、マヨネーズあえのサラダにひじきを入れたり、主食のもち麦ご飯にもひじきを入れて、食物繊維量を増やしました。