コロナ禍になって、書斎があればよかったと感じるように

ダイニングの様子
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最低限のスペースのみとなった2階。当然ながら、書斎やフリースペースをつくることはできませんでした。

そもそも床面積がないため、リノベーション当時には検討さえしていませんでしたが、コロナ禍になってからは、書斎やフリースペースの重要性を感じています。

タラレバになりますが、部分2階でなく、床面積に余裕があれば、フリースペースや書斎をつくることを検討していたかもしれません。また、個室や寝室にゆとりがあれば、必要に応じて、あとから一角をワークスペースに整えることもできたでしょう。

 

2階リビングの選択肢もなかった

リビングの様子

吹き抜けをつくることを希望していた筆者。リノベーションでは、部分2階ということに関係なく、1階リビングの間取りをプランしました。

しかし、もしも総2階だったなら、2階リビングという選択肢もあったのは事実。今の吹き抜けの開放感には満足していますが、少し高台の土地になっているわが家。もしも2階リビングが実現していたら、そこからの眺望は、また別の価値あるものになった可能性も。

 

2階が小さいと、自然に家族が1階のLDKに集まる

ダイニングの見下ろしの様子

部分2階と吹き抜けの存在のため、最低限の床面積とはなったものの、デメリットばかりを感じているわけではありません。小さく暮らすことは、むしろメリットとなる点もあります。

まず、ものの管理や掃除もラク。リノベーションのプランでは、収納についてもしっかりと事前計画したため、ものがあふれることもなく、すっきりと暮らせています。

さらに、2階の面積が小さいことで、その分のリノベーションコストがかからなかったことも、メリットのひとつです。

家族が自然と集まるリビングができた、というのもうれしい点。部分2階のためプライベート空間がコンパクトになった結果、吹き抜けで居心地のいい1階のパブリック空間に、なんとなく家族の足が向くようです。

たしかに、これから年頃となる子どもには、プライバシーを尊重できる個室も必要でしょう。でも、リビングで家族との時間も楽しんでもらえたら、親としてはうれしい。部分2階のコンパクトなわが家ですが、筆者たち3人家族にはちょうどいいサイズ感に思えます。

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