●アメリカにもPTA活動はあるの?

手をあげてる子ども
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日本の「小1の壁」の1つとしてもあげられるPTA活動ですが、アメリカの小学校では、どうなのでしょうか?

実際にアメリカの小学校に子どもを通わせている体感として、日本のPTA活動ほどの負担感はないように思います。学校全体の役員が定例ミーティングで活動方針を決定し、クラスごとにいる取りまとめ役はそれをメールで知らせ、呼びかけや集金などをします。私自身も手伝ったことがありますが、仕事をしていてもそこまで差し支えはないレベルです。イベント開催など保護者のサポートが必要なときには、その都度ボランティアや寄付を募ります。しかも、そのイベントは平日の夜か週末に行われるため、働く親も参加しやすくなっています。

内容もかなり細分化され、ひとりに多くの負担がかかることのないよう配慮されています。たとえば、息子の通う小学校で行われた音楽発表会の場合、イスを並べる係、あと片づけ係、フルーツの寄付、クッキーの寄付、ドリンクの寄付、紙皿の寄付、紙コップの寄付、紙ナプキンの寄付…など、それぞれ複数名という具合です。

担当の決め方も、オンラインフォームであいている項目に希望を出すだけの先着順。わざわざ保護者会が開催されて分担を話し合うこともありませんし、イベント参加もボランティアや寄付も強制ではなく自由。それにもかかわらず、ほとんどの家庭が協力的で、驚くほどスムーズに分担が決まります。キリスト教信仰から根づくボランティア精神は、もはやアメリカならではの文化と言えるかもしれませんね。

●コロナ禍で大変だったけれど…

アメリカでは、コロナ禍で親がリモート勤務と子どものリモート学習のサポートを約1年続けていました。私も経験しましたが、まさに地獄の日々! 両立に苦しんでいた多くの親たちが、小学校とアフタースクール再開の知らせにホッとしたものです。

周りでは、早めに小学校再開に踏みきった日本に一時帰国して子どもを通わせていた日本人の専業ママもいましたが、親だけでなく子ども自身の成長にとっても、小学校という「社会」があることは大切なのだと再認識させられました。昨年からマスクを外せるようになり、イベント開催も増え、すっかりコロナ前に戻っています。
日本でも「5類」見直しにより、ようやく子どもたちのマスク着用義務がなくなりそう? 日米の違いはあれ、未来に向けて、子どもたちが元気にすくすく育つ環境をつくってあげたいものですね。