●夫との関係は、「わかり合えなくていい。理解し合う」を忘れずに

志麻さん
すべての画像を見る(全6枚)

――それは、子育てだけではなく「夫・ロマンさんとのパートナーシップでも同じ」と、語る志麻さん。

「食事中も、それ以外の時間でも、彼とはとにかく会話でのコミュニケーションを重視しています。それもどちらかが一方的に話すのではなく、お互いが思ったことを話し合い、聞き合うこと。その根底には『自分と相手は違う』『だかからこそ相手の意見も聞き、2人で折り合う部分を見つけたい』という考え方があります。

これはフランス式のパートナーシップのつくり方なのかもしれませんね。夫の実家へ行くと、義両親がまさにそうなんです。さっきまで一緒に仲良く笑い合っていたかと思うと、突然激しい口論になり、その後、また笑い合ったりしているので(笑)。

それにどちらかがどちらかを説得するような形で解決をしなくたっていいんです。育った場所も、食べてきたものも違う者同士が、無理に一緒の気持ちになるなんて、気持ちが悪いでしょう? 私たち夫婦も意見交換をしながら『ああ、あなたはそういう考え方なのね』『私はそう思わないけれどもあなたの意見はわかった』と。お互いの違いを認め合い、ときには楽しみつつ、理解を深めて2人だけの関係性をつくるように努力しています」

志麻さん

発売中の『志麻さんのベストおかず 料理のきほん編』では、「これだけは覚えておいてほしい」という志麻流“おいしい”をつくる20のルールを、レシピと一緒に丁寧に紹介。

à table SHIMA vol.03 冬号』では、タサン家のごちそうレシピをたっぷり掲載しています。冬を楽しむ特集が盛りだくさん。ぜひどちらもチェックしてみてくださいね。

志麻さんのベストおかず 料理のきほん編(別冊エッセ)

志麻さんのベストおかず 料理のきほん編(別冊エッセ)

ベストセラーシリーズ待望の第3弾! 伝説の家政婦志麻さんが、本当に伝えたかった“おいしい”をつくる料理の極意がこの一冊に!

Amazonで購入する
à table SHIMA vol.03 冬号 (別冊エッセ)

à table SHIMA vol.03 冬号(別冊エッセ)

伝説の家政婦・志麻さんの料理を中心とした暮らしを提案するライフスタイルマガジン

Amazonで購入する