●変化が見られたのは「金額の最低ライン」

最後は「高校1年生」。この年齢になると、自分で「仕事」をしてお金を稼ぐことができるようになるので、なんとなく「お金の価値」というものを理解しているのではないでしょうか。

グラフ
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結果を見てみるといちばん多かったのは119人で「5000円~9999円」でしたが、2番目の「1万円~2万9999円」が115人なので、本当に僅差という結果になりました。グラフを見てみると、今まで大きく変わっているのが、検討している金額の最低ラインです。

・小学1年生では、3000円以上と答えたのは73人、5000円以上は21人
・中学1年生では、3000円以上と答えたのは243人、5000円以上は164人
・高校1年生では、3000円以上と答えたのは260人、5000円以上は244人

年齢を重ねるにつれて、お年玉の金額を検討するラインも高くなっていき、高校1年生ともなると、お年玉の金額は「5000円以上」だと考えている方がかなり多いようです。また、それに比例し、年齢を重ねることにどんどん増えていく「1万円~29999円」という回答。

高校生

・「高校生になったら、きっと欲しいものもたくさんあると思うし、自由に使えるお金も必要だと思うので」(福井県・31歳)

・「男の子2人いますが、洋服などオシャレに気をかけてほしいからそういう気持ちもこめて」(北海道・36歳)

・「高校生は1万円でいいと思う。行動範囲が広がり、自由に使えるお金が多いと使いすぎる心配があるので…」(岡山県・38歳)

とはいえ、渡した分だけ浪費してしまうというケースもあるようなので、見極めが大切になってきそうです。そして、「小1が1000円だとしたら、毎年1000円ずつあがっていって、高1で10000円になるから」(北海道・32歳)という、「学年×1000円の計算方式」もでてきました…!

金額の理由としては中学1年生と同じく、「自分がそれくらいもらっていたから」というものが最多で、子どもへ渡す金額は、自分がもらったものをベースとして考える方が多いようです。

いかがでしたか? いくら渡そうかと迷ってる方は、あくまで目安ですが、今回のアンケートを1つの目安にしてみるのもいいかもしれませんね。それではみなさま、よいお年をお迎えくださいませ。