●一人で料理に挑戦したぽん子ちゃん。大したものですが食材がムダに…

新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、数日保育園を休むことになりました。天気も悪くて公園に遊びに行くこともできません。
ぽん子ちゃんは一人で静かに遊んでいると思ったら、豆乳とラカント(砂糖)をボウルに大量に入れて、そこに食パンが何枚も浸してあるという見るも無残な光景がありました。

おばあちゃんのせいにして誤魔化そうとするぽん子
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「ぽん子ちゃん、これだれがやったの?」
「おばあちゃん」
「おばあちゃんがこんなことするはずないでしょ!」
「……ごめんなさい」

どうやら一人でフレンチトーストをつくろうとしたようでした。いくらなんでも5歳に火を使わせるわけにはいかないので、どうやっても駄目なのです。実際には卵が必要だし、分量も滅茶苦茶なのですが、見様見真似でここまでするとは大したものです。

食パンはどうしようもないくらいふやけていたので捨てましたが、豆乳とラカントに小麦粉を加えて、おばあちゃんがクレープをつくりました。とてもおいしかったです。
ママは買ったばかりのラカントが半分くらいに減っていることに愕然としました。

そんなことが1回では終わらず翌日、2回目がありました。そのときはラカントをわかりにくい場所に移していたため、ボウルの中には豆乳と大量の味塩コショウが投じられ、食パンが浸されていました。

一口恐る恐るなめてみると「うえ! しょっぺえ!」。飲み込むことができないレベルで、即吐き出しました。あまりのしょっぱさに、高血圧の僕は食品ロスに胸を痛める者として断腸の思いで捨てました。

「大人と一緒のときじゃないと料理はしちゃダメだよ!」
前回も言ったような気がしますが、今回は本当に強く言いました。それ以降は今現在一人で料理していません。そしてようやく保育園が再開してくれました。

 

●ぽん子ちゃん、ひらがな苦戦中!丁寧なのはいいけれど…

各地の保育園で問題が生じており、とくに今年は多かったような気もするわけですが、うちの場合は保育園に行っている間がもっとも安心できる時間です。

平仮名のあいうえおに合わせた絵のついた表があります。
「いちごの、い」
「おにぎりの、お」
ぽんこちゃんが指さして平仮名を読みます。ところが
「おさかなの、お」
「おすしの、お」
言葉が丁寧なのはいいけれど、平仮名が違っています。
「ぽん子ちゃん、『おさかなのお』じゃなくて、『さかなの、さ』だし『すしの、す』だよ」
「パパなんかだいっきらい!」

激怒するぽん子

またしても間違いを指摘したら激怒して部屋を出て行ってしまいました。しかしだからと言って「さ」を指さして「おさかなの、お」と言っていたらいつまでも平仮名と音が結びつきません。どうしたらいいのでしょう。

 

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