●介護の選択肢も広がっている
すべての画像を見る(全2枚)歳をとると介護が必要でなくとも親は気が弱くなって、一人暮らしが不安になる。不安がる親を見ていると自分も不安になってきます。それで地方から親を引き取るとか、離れて住んでいた親と同居するという選択をする人もいます。しかし最近、高齢者福祉施設の増加や介護保険の普及により様相は変わってきています。
親は地方の住み慣れた家で暮らし、子供が遠距離介護で通うという例も増えています。住宅の狭い都市部で同居するより、親が住み慣れた地方で自分の家に住み介護が必要になったら、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居して、子供が頻繁に通うという対応もあります。選択肢は広がっています。
長期戦を覚悟して自分の生活を破綻させないように、親の老後に並走する方法を選択しましょう。何度もいっているとおり、間違っても介護のために早期退職をするという選択はしないことです。
女性の覚悟
「人生こんなはずではなかった」「自分ばかりが損をしている」「家事は私ばかり、疲れた」「100年時代といわれてもまだ数十年ある。この先の老後が不安」といった悩みを抱える40-60代に坂東眞理子さんが新しいメッセージを書き下ろした一冊。