●3:ケンカしても修復できるのは若いうち。60代になったら一生こじれるから言い争いは避ける
すべての画像を見る(全4枚)以前は気のおけない友人に対して、冗談まじりに「あんたダメじゃない」なんてことも言えました。しかし今は相手のためと思っても自分が正しいとは限らないので、安易な助言や口出しはしません。そうすることで、こじれることを回避しています。
「若いときはケンカになっても、しょっちゅう顔を合わせることができました。つまり修復する機会がたくさんあったんですね。しかし今は年に1、2回会う程度です。そのため、一旦こじれると、一生こじれます。実際、大切な友人を失ってしまったこともありました。だからこそ、今は軽々しい口出しはやめました」
●4:友人関係を長く続けるコツは、お互いにプライベートには深く干渉しないこと
お互いに触れてほしくない領域はあるもの。安易にプライベートに踏み込むことはやめたライフさん。とくに学生時代からの友人たちは、結婚、出産、ライフスタイルなど環境が大きく変わりました。そのため意見が合わない場面やお互いが理解できない場面も出てくるのは当然です。
ライフさんは独身の方には、家庭の深刻な相談や孫の話はしません。反対に相手の状況がしんどいときも、あえてそこには触れません。立場の違う意見が、言い争いやこじれにつながるのを避けるためです。おかげで学生時代とは違う、大人の友人関係を築けているようです。
ライフさんには、なんでも話せる10年以上のつき合いがある親友がいました。しかし、お互いの考え方が変わり、今は疎遠に。少し苦い悲しみもありますが、「それも仕方がないことで、お互いが幸せならそれでいい」とライフさんは言います。
現在の友人の数は片手程度。若い頃に比べるとだいぶ減りました。しかしその友人たちと心地いい関係でいられることが、今のライフさんにとっての幸せだそうです。