つくりたい雰囲気で照明を使い分け。実際の見え方は?
それではここからは、筆者の念願だった「一括で雰囲気を変えられる」機能について紹介します。
リモコンには、シーン設定ボタンがあります。この仕組みのおかげで、面倒くさがりの筆者でも、朝・昼・晩と、時間帯に合わせて照明の雰囲気を変えたり、映画鑑賞にピッタリの環境にしたり。ボタンをひとつ押すだけで、簡単に実現できるのです。わが家では5つのシーン設定を行いました。
●シーン1:全部が昼光色
すべての画像を見る(全13枚)リビング・ダイニング・キッチン・ワークスペースのすべてが点灯、全部が昼光色です。ややまぶしいくらいの印象。
わが家の子どもは、ダニングテーブルやワークスペースで勉強しています。勉強する際は、昼光色(青みがかった白)がよいとのこと。脳を覚醒させ集中力を高める効果があるそう。文字も見やすいです。
●シーン2:電球色で統一
夜、ゆっくりしたいときは、温かみのある電球色で統一。
キッチン上部とスタディースペースはつかない設定に。光量も低めにして、見えるけれどやや暗い状態にしています。夜遅く、家事をすませて、リビングやダイニングだけでくつろぐときにぴったりです。
●シーン3:シアター用
シアター用で、映画を観るときに使います。実際は写真よりもう少し薄暗い感じ。まったく光がないと、逆にテレビ画面がまぶしすぎるため、シーリングライト2つの光量をできる限り落として、さらに暖色に。設定を記憶させることができるので、今はボタンひとつで最適な状態にできます。映画の準備もスムーズに。
ちなみに、キッチンとワークスペースは、無灯火となります。
●シーン4:ダイニングタイム用
夕暮れからのダイニングタイム用。まるで大自然の中で夕暮れの光に浸るかのような気分に。日が暮れるにつれ、リラックスモードに体をもっていきたい筆者にぴったり。昼白色より、ややオレンジ味が強い「温白色」で設定しました。
おまけに、この色は料理もおいしく見える効果が。調理や、書き物をするといった作業する時間でもあるので、ライトは全部点灯させています。
●シーン5:朝から夕方までいちばん使う設定
朝から夕方までいちばん使う設定。自然の色に近い昼白色ですべての照明の色を統一。イキイキとして見える自然色である昼白色。本来あるものの色を変えないので、スッキリさわやかな印象です。朝や昼にぴったり。
光量はシーン1と比べて抑えているので、まぶしくありません。明るさで言うとシーン4ぐらい。しかし、色が違うだけで、かなり印象が違います。
以上、わが家のシーン設定でした。登録作業には少し苦労しましたが、一度登録したらとっても便利。ボタンをひとつ押すだけで、雰囲気が変わります。本来なら5か所のボタンを操作し、さらに調整(明るさや色味)まですることを考えると、かなりラク。
そして、ラクだからこそ、面倒くさがりな筆者も気軽にどんどん活用できます。家づくりの際は、インテリアコーディネーターなど、専門家にぜひ相談を。灯りを楽しめる住まいにしてみませんか。