緑に寄り添われながら、非日常の時間を慈しむ空間
すべての画像を見る(全16枚)中2階のリビングとつながるテラス。リビングとの段差を設けていないこのテラスは外と内をつなぐバッファゾーンとして機能し、窓を開け放てば室内でも外にいるような気分を味わえます。
1階と2階はこの吹き抜けで一体化。天井の形がとても複雑な設計ですが、梁を表しにした天井を目で追っていくと少しずつズレていく屋根の形がわかります。
玄関隣に位置する洗面と浴室。壁面は揺らぎのある光沢とそこはかとなくノスタルジックな雰囲気を持つサブウェイタイル。浴槽と室内との仕切りはガラスなので、浴室内からも庭の景色を楽しめます。
コンクリートを立ち上げてつくられたオリジナルのキッチン。奥に見える冷蔵庫にはルーバーのドアがついていて、閉めればその存在感がなくなります。
ゲストルームから見下ろした寝室。窓から入る朝日で目覚める極上空間です。
この家のデータ&使われている素材と設備
敷地面積/1124.35㎡(340.72坪)
延床面積/197.16㎡(59.75坪)
1階/110.92㎡(33.61坪)
2階/86.24㎡(26.13坪)
用途地域/無指定
建ぺい率/20%
容積率/60%
構造/混構造(RC造+木造軸組工法)
素材
[外部仕上げ]
屋根/ガルバリウム鋼板平葺き
外壁/湿式外断熱、ガルバリウム 鋼板張り
[内部仕上げ]
1階 床/タイル 壁/本実型枠コンクリート打ち放し 天井/コンクリート打ち放し
2階 床/オーク 壁/構造用合板、シラス壁 天井/野地合板張り
設備
厨房機器/パナソニック
衛生機器/T form、カルデバイ、CERA、LIXIL、デュラビット
窓・サッシ/オリジナル
設計/廣部剛司(廣部剛司建築研究所)担当・齋藤育江、牧野里咲