●「うつ病になった」夫の姉が帰宅…
「仕事を辞めたから一人暮らしができなくなった」と突然、夫の姉・A子が本宅のあき部屋に住むようになりました。うつ病になったというけれど、通院や薬を飲んでいる気配もなく。大丈夫なのかな? と初めは本当に心配しました。
すべての画像を見る(全5枚)私が再会したのは結婚式ぶりくらい。年齢も私より上の30代後半くらいだったこともあり、落ち着いたらまた就職するのかと思っていたのですが、その様子もありません。優しい義理の両親は、娘が戻ってきて喜んでいる様子でした。
●自分のお昼ごはんも準備できない義姉・A子
ある日、義母が親戚の法事に出かけることになった日のこと。私も本宅へ行き、準備を手伝っていたときです。
A子「お母さん、今日の帰りは夕方なんでしょ。私のお昼ごはんどうするの?」
もういい大人なんだし、お昼くらい自分でどこか食べに行けばいいのにと思っていると、義母が「あらごめんなさい、うっかりしていたわ。博美さん、お昼になったらA子に出前をとってもらえるかしら。お金、あとでテーブルの上に置いておくから」と頼まれてしまいました。
それくらい、自分でやればいいのに…と困惑しました。A子は当たり前のように、近所の出前のメニューを見ながら「じゃあ、これ、注文しておいてください。12時で」と言い残して自分の部屋へと去っていきました。
もしも高齢の義理の両親になにかあったら…。A子の面倒ってだれが見るの? と嫌な予感がしました。
そしてこの頃から、私は義理の両親の優しさに疑問を持つようになっていきました。そのお話はまた次回。