●常識にとらわれない靴箱の収納アレンジ術~田川瑞枝さん
50代のライフオーガナイザー・田川瑞枝さんは「靴箱=靴を入れる」という常識を捨て、アルバムや季節の雑貨類を収納するなど、使い方を見直すことにしたそう。驚きのアイデアとは?
すべての画像を見る(全8枚)家族4人で生活していたときには、めいっぱい靴を収納していた靴箱ですが、ふたり暮らしになると、スカスカに。そこで、使っていない棚を有効活用するために、靴箱の使用目的を変えてみることにしました。
まず収納したのは、季節の雑貨。玄関にあるニッチに、季節ごとに雑貨を飾り変えているので、シーズンオフの雑貨を収納しました。可動棚と取りはずせない固定棚があるので、入れるものの高さを考えて、棚の位置を調整。細身のクリスマスツリーもピッタリ収まりました。
さらに、思い出の品の収納場所として活用することに。子どもたちのアルバム収納です。いつでも取り出して眺められるように、もっとラクに収納できたらと思っていたので、ここに置くことにしました。
アルバムの重量を受け止められるように、固定棚の段を使用。高さ的にもちょうどよく、かがんだり、踏み台に上がったりせずに手が届きます。子どもたちが帰省したときにもすぐに取り出せるので、懐かしい写真を眺めて盛り上がるといった楽しい時間も生まれました。
ゲタ箱は靴入れ、という固定概念をとり払ったら、玄関に便利な収納ができました。
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ゲタ箱にアルバムや季節の雑貨も。子が独立した、50代の収納アレンジ術
●忘れものをなくす、視界アピール収納~瀧本真奈美さん
整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんには、日々の暮らしをラクにする「疲れない収納術」について教えてもらいました。
50代に入ってから、忘れっぽくなってきたり、考えが散漫して集中力が続かなかったりするようになりました。車に乗り込んだときも「マスクを忘れた」「傘を忘れた」と、取りに戻ることが多くなったので、少し前から取り入れたのが、玄関ドアにマグネットではりつけて収納する方法です。
マスクは下から取り出せるタイプのボックスに入れ、傘はフックをドアにはりつけています。自然と目に飛び込むので無意識に身体が動き、忘れてしまうことが減りました。
いろんなことへの意欲が低下し、億劫に感じ、がんばりきれないことも多い、50代のゆらぎ期。言葉だけを並べるととてもネガティブな要素になりますが、自分の体が発している自分自身へのサインでもあります。
「今はがんばれないんだ!」と素直に体が発しているサインを、聞き取れるのもまた自分。そのため、長く付き合っていく体にも心にも優しい収納を目指しています。
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50代からの収納は「疲れない」が重要。自分がラクになるアイデア5つ