ライフスタイルの変化に合わせて、暮らしも変えていきたいもの。ここでは、ESSE主催の「暮らしグランプリ2022」で銀賞を受賞した、整理収納アドバイザー・さおりさんのライフスタイルをご紹介。ライフオーガナイザーとしても活動している彼女が、暮らしのなかで心がけていることとは?
すべての画像を見る(全9枚)ものも家事も“シンプル”が心地よさの秘訣
結婚20年を前にして、生活スタイルが大きく変わったというさおりさん。きっかけは、コロナ禍に伴う在宅勤務でした。
●ものの取捨選択が早くなると家事のムダにも気づけた
「もともとインテリアが好きだったのですが、家時間が増えると、ものにあふれたリビングは居心地が悪いなと思い始めて。そこで、まずは必要のないものを取り除くことから取りかかりました」とさおりさん。
来客用食器の撤廃や収納場所など、今までの当たり前をすべて見直し、ものと向き合っていくうちに、家事にも変化が。
「面倒くさがりなわりに生まじめで、〇〇しなきゃ、という思い込みでやっている家事があったことに気づいたんです。複雑に考えないことで、時間を大切にできる生活に変わり、家族時間を増やせました」
じつはこんなにシンプルでいい!と気づいたら、増えなくなりました
引き算を繰り返したら、ものの魅力が際立ち、機能的で居心地のいい空間に変化。片づいた状態が自然と保てる仕組みを紹介します。
●インテリアを飾るのは“ここだけ”と決めると、ものがあふれなくなった
リビングのキャビネットをディスプレイ棚とし、季節や行事に合わせて趣味の雑貨などを飾りつけ。
「家じゅうあちこち飾るより、メリハリがついて印象的。掃除も管理もラクです」
夏はガラスやグリーンで涼しげな雰囲気を演出。冬は木でぬくもりや落ち着きをプラス。
●リビングに個人のものを置かないルールにすると常にスッキリをキープ
夫の本や息子の勉強道具などは、自室に持ち帰るルールを徹底すると、必ず寝る前にリセットできるように。
「DVDなど共通の趣味のものは、リビングに定位置を確保しています」