●契約書、賞状、本…家に入る頻度が低く重要なものをどうする?
じつは家の中に驚くほど多い、保存すべき紙もの。その置き場所は、家に入ってくる頻度と重要度によって変わってきます。
すべての画像を見る(全13枚)「よく見返す紙類は手元に置き、あまり見ないけど重要な紙類は部屋の奥へ、とバランスよく配置することが大切です」と説くのは、「かたづけ士」の小松易さん。これまでに2500人以上の片づけカウンセリングやコーチング活動を行ってきました。今回は、たまに家に入ってくるけれど、重要な紙類の整理方法を指南。どんなものが該当し、どのようにしまうかアドバイスしていただきました。
【家に入る頻度が低く、重要度の高い紙類はは定期的に厳選し、家の奥にしまって保存】
このカテゴリーに該当するのは、住宅設備の契約書や家族の思い出の写真など。こうした、保存しておくべきもの、保存したいものは寝室や書斎の奥へ収納します。もちろん、大切な思い出を無理に捨てる必要はありませんが、量を決めて超えない工夫が必要になってきます。
【契約書】
見返さないけれど必要な書類はまとめて納戸へ。
住宅関連の契約書や加入期間内の保険の証書、年金関連の書類など、今後必要になる可能性のある書類は、必ず保管をしておきましょう。頻繁に見返す必要はないので、比較的取り出しにくい場所でも大丈夫です。
【賞状、証書】
あちこちに置かず、まとめて1か所で保管を。
子どもの卒業証書や資格の証書など、再入手できない証書類は1か所にまとめて保管。繰り返し見返すものではないので、箱や引き出しに入れて、一定量を超えた時点で厳選していきます。「とっておくものは、この箱に入るまで」などルールを決めておくといいでしょう。
●増えがち「紙アイテム」の適正量を知って散らかり防止
処分してもすぐまた届くDMやハガキ、いつか使うかもと思ってつい残してしまうブランドの紙袋。「紙もの」はうっかりするとすぐ増えてしまうアイテムの筆頭です。でも「捨てどき」と「しまい方」を知れば大丈夫!
紙ものが増えない「捨てどき」と、適正量のみ保管できる「しまい方」を、整理収納アドバイザーの中山真由美さんに教わりました。今日から実践すれば、すぐきれいが実現します。
【DM・請求書】
捨てどき:すぐに開封し、不要なものはゴミ箱へ
しまい方:縦置き収納し、1週間に一度見直す
受け取ったらすぐに仕分けし、不要なDM類は即ゴミ箱へ。「ハサミやあて名隠しスタンプをひとまとめにしておくと便利。請求書類はラックに立て、見直しがしやすいよう、帰宅してバッグを置く場所などよく目につくところに一緒に置きます」。週に一度見直し、残すものはファイルなどで別に保管。
【雑誌】
捨てどき:読み返したい雑誌は1年間と決めて処分
しまい方:読み終えたら必要なページのみファイリング
見返したいページを切り取ってファイリングを基本に、毎号購入するお気に入りの雑誌は保存期間を決めます。「1年間がキリよくおすすめ。最新号から半年分はリビングに、それ以前の号はクローゼットに置き、1年たったら処分するとすっきり」