●問診という名の「おしゃべり」時間に大切なことがある気がします
すべての画像を見る(全4枚)「さて、どうしましたか?」これはどこでもお医者さんからかけられる言葉ですが、その後に続く会話がフランスらしいなあと思います。
日本の診察は一般的にいつからどんな症状があるかを手短に話さなければならない雰囲気です(そうでないお医者さんもいますが)。
ところが、フランスのお医者さんは「じつは家族が」とか「仕事が最近大変で」というような個人的な話をよく聞いてくれます。症状に対する質問だけではなくて、家庭に問題がないか、なにか困っていないか、とカウンセラーのようです。
話をするだけで病気だけでなく気持ちも軽くなる感じ。自分のことを、家族構成など環境も含めて理解してくれる本当の「かかりつけ医」と呼ばれる存在なんです。
ちなみに、
特別な保険外の診療をするお医者さんもいます。
●リラックスした雰囲気のフランスのかかりつけ医
リビングルームが待合室で、先生はセーター姿。話をゆっくり聞いてくれる友達のようなかかりつけ医。日本とはまた違いますね。
普段の様子を知っていて、リラックスして話せる相手だと、対症療法以上の効果がある感じがします。話を聞いてくれる先生、いいですよね。