本当にレスが原因?「別れてほしい」と言い出した夫

子どもが1歳になって保育園に入り、私もアルバイトではありますが、仕事復帰をしました。レスではあるけれど、学生結婚で同じ苦労を分かち合いながら、子どもも生まれて、やっと家族らしくなってきたのかなと思っていた矢先に突きつけられた、「離婚」の二文字。
私は夫を嫌いになったわけではなく、私は私で慣れない義理の実家での同居生活や初めての子育て、そして突然の母との別れという、いろんな出来事が積み重なっていて、本当に気持ちの余裕がなかったことが大きく影響していました。そこは夫も理解してくれていると思っていたのに…。ただ今になって思えば、夫からの言葉には、すでに愛がなかったようにも感じます。

●「バイトしたくらいで疲れたって言うなよ」

夫
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ある日、私がアルバイト先の人間関係のいざこざに巻き込まれてしまったときのこと。家で「女性が多い職場だから、なにかと気を遣うんだ」とちょっと愚痴をこぼしたことがありました。すると「人間関係が大変っていったって、所詮はバイトでしょ。正社員で働いている俺と同じ土俵に乗ったつもりで、あれも大変、これも大変って言わないでよ」と正面から否定されてしまいました。

母の死についても、時間がたつにつれて受け止めくれないくらいの悲しみに襲われることがあり「精神的につらい」と夫に言っても、サラっと流されてしまったり、資格試験が近づき「いよいよだから、ギアを一段あげてがんばりたい」と話しても、ほとんど協力をしてもらえなかったり。
徐々に、私自身は感情のふり幅が大きくなってしまっていました。「大変」って言うことも許されないの? と、心に重たい石が乗っているかのような状況で無理を重ねる日々。
夫は「別れたい」と言い出してから、私に対しての口調が日に日に強くなり、次第にケンカも絶えなくなっていきました。