●貯蓄があったおかげで、不安も解消。好きな仕事へ

たまたま50歳で始めたブログには手づくりケーキやパンなど、お金をかけずに丁寧に暮らす日々を綴っていました。それが多くの女性に共感を得て人気ブログになり出版するまでになります。
ケーキやパンを習ったのはカフェ経営を夢みていたからで、ブログを始めたのは自分が読みたいと思うブログに出合えなかったから。どちらもコツコツと続けた結果、自分の周りにたくさんの人が集まってきて、最終的にはブロガーのスキルを使って「教えるビジネス」を始めようと決心します。

それができたのも、定年を見据えて貯蓄をしていたことで、会社を辞めてもしばらくは食べていくだけの貯蓄があったことが大きかったです。

お金の不安が小さかったこともあり起業に専念できました。5年間コツコツと積み重ねてきたことが売り上げにも反映しました。結果的に好きなことで楽しく働いています。

 

●「好き」を突き進むと、「お金のタネ」になることも

ステンドグラス
好きが高じてステンドグラス工芸の体験に行きました
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50代を老後の準備期間とするならば、仕事や子育てや家事という、会社と家族の時間だけでなく自分だけの時間を持つことが大事になってきます。たとえば「料理」「語学」「茶道」「アート」なの趣味を単なる習い事で終わらせずに、教えられるくらいにスキルがあれば「趣味と実益を兼ねた自宅サロン」をもつこともできます。

周りから「オタクだ!」と言われるような趣味や特技は、他の人にはない才能が隠れています。そのことだったら何時間でも話していられるようなことはきっと「お金のタネ」になるでしょう。私の周りにいる起業家のほとんどが、あることのオタクです。自分のビジネスのタネであることについては雄弁ですし、どんな質問に対しても、必ず的を得た答えが返ってきます。
手前味噌ですが、私もブログのこととなると、自分で驚くほどスラスラと話すことができます。好きなことというのは、いくらやっていても飽きないものですし、探求心が途切れることはありません。だから自然と知識も知恵も人並み以上になるのです。

定年後は「趣味や特技など自分の好きなことで収入を得る「ワクワクの副業」でゆるく働くことをおススメします。そのためにも、自分への投資をケチらないこと、今すぐなんとかしようと焦らず、長いスパンでコツコツ積み上げていくことです。

私の好きな言葉は「ローマは一日にして成らず」。まさにお金もキャリアも長期戦で挑むことが成功の秘訣だと思います。

 

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