●顔写真つき本人確認証明書、マイナンバーカードの作成

女性2人
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名義変更の必要書類のひとつに「顔写真つき本人確認書類」がありました。

父が他界してから車を手放し、手足が不自由となった母の運転免許証はなんと期限ぎれ。かといってパスポートはもちろん、マイナンバーカードも持っていない。

わが家では夏にオンライン申請していましたが、カードを手にするまできっかり1か月かかりました。名義変更までにギリギリ間に合いましたが、時間がかかるということも念頭においておく必要があります。

マイナンバーカードについては賛否両論ありますが、顔写真つき証明書をひとつは用意しておくことをおすすめします。

交通面や体力面で申請窓口に出向けない、ましてやオンライン申請もわからない高齢の親ですから、申請は私たち子世代が手伝ってあげたい作業です。

ちなみに、免許証を返納した場合は「運転経歴証明書」というものがあります。顔写真つきの証明書なので、返納時に交付申請するのも手段のひとつです。

●定期預金の解約

本人確認が必要な定期預金も解約しておきましょう。なにか起こってからでは、お金が必要になっても銀行から引き出しもできません。

●墓はどうする?仏壇は?

現状どこに納骨するか未定の場合は、親が元気なうちに話し合っておくのは重要です。死んだあとの墓の話なんて…と、話題にしづらい問題ですが、病に襲われてからでは余計に話しにくい繊細な内容。まだ元気だからこそ、フラットに話し合えます。わが家も先日母に再度確認し、父と同じ永大供養のお寺がいいと意思共有できました。

今は墓守の考え方も変化し、子どもがいても墓じまいをする人も増えています。また、暮らしも変化し、仏間や和室がない住宅も増えています。親が亡くなったとき実家にある仏壇をどうするのか? 仏壇じまいについても考える必要がありそうですね。

母の介護が始まったことで彼女の財布事情を初めて知り、資産管理やお金の使い方を姉弟で考えることが多くなりました。寿命はだれにもわかりませんが、親が親らしくいられる時間をサポートできるよう、私たち子ができる準備を整えていこうと思っています。

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