整理整頓のハードルが高い冷蔵庫ですが、100円ショップのアイテムを活用し、散らからない仕かけをつくれば、管理がぐっと簡単になります。
冷蔵庫をうまく使いこなしている整理収納アドバイザーの清水幸子さんに、その方法を伺いました。
冷蔵庫のすっきり収納術。ハム、ベーコンは立てるがいちばん!
限られた空間であるにもかかわらず、冷蔵庫の中身を把握するのに苦戦をしている人は多いのではないでしょうか。
私がたどり着いた、冷蔵庫を使いやすくするためのポイントは以下の3つです。
1.ケースに入れて取り出しやすく
一緒に使うものをひとまとめにしておくこともできますし、奥行きをしっかりと使いこなすためにも有効です。
2.ラベルをはって家族みんなにわかりやすく
だれが使ってもものの場所をわかりやすくしたり、定位置にものが戻るようにするために必要。
3.ちょい置き用に一段あけておく
収納ではとっても大事な「ゆとりをもたせる」という考えに基づいています。
冷蔵庫が食材でいっぱいだったら当然管理もしにくいですよね。一段あけておけば、急には散らかりません。
これだけで、使いやすいすっきりとした冷蔵庫を実現できます。
さらに、冷蔵庫収納に便利な100円アイテムをご紹介します。
●トレーを使って朝食セットをひとまとめに
朝食セットなど、毎日使うものは半透明なケース(トレー)に入れて一緒にしておきましょう。これなら朝食の際にこれをそのまま引き出して食卓に出せば、朝食の準備はOK!
また、毎日使うもの(朝食用のマーガリン、なめたけなど)ほどストック管理が大変ですが、これなら残量の管理もしやすいですよ。
冷蔵庫をあけるたびに、残りの量がわかるので便利です。
●薄い食材は透明ケースに立てて収納
ハムやベーコン、のりなど、薄くて管理が難しいものが冷蔵庫にはあります。
こういったものは立てて収納するのがおすすめ。冷蔵庫内がすっきりしますし、迷子になるのも防げます。
わが家では100円ショップで売られている、キッチン用のスリムなポットに入れています。ハムやベーコンはフタを外して使用、チーズは乾燥を防ぐためフタつきのまま使っています。
●液体類はボトルの形状をそろえる
液体類は100円ショップのボトルにつめ替えて形状をそろえれば出し入れがしやすく、空間をムダなく使えます。
見た目もすっきりしますし、透明ボトルで残量がわかりやすいのもうれしい。
ドレッシングや焼き肉のたれなどボトルの移し替えが面倒なものは、ラベルをはがしたり奥の列に収納したりしています。
つめ替えはやりすぎず、自分でできる範囲内で行うことが長続きする秘訣です。
●チューブはドアポケットがベスト
ショウガやカラシ、ワサビなど、細くて倒れやすい薬味チューブは、ドアポケットを定位置にしましょう。
100円のチューブホルダーに入れると立てて収納できるので、取り出すのが簡単です。
●ポケットがあれば小物も迷子にならない
埋もれがちな小さな調味料は、100円の「冷蔵庫ミニポケット」に入れています。ドアポケットに取りつけれられて邪魔にならないのが便利。
食材に合わせて収納用品を選ぶことで、ムダなく収納できます。
「買っていたことを忘れていた…」なんてことにならないためにも、冷蔵庫内を整理整頓し、使いやすい収納にしましょう。