巾木(はばき)をなくしました
すべての画像を見る(全8枚)壁と床の間の隙間を隠すための巾木。通常は設置することがほとんどですが、シンプルな空間を目指したわが家は、巾木をなくすという選択に。
巾木は地味な存在。あってもなくても見た目に差はないと思われがち。でも、実際にできあがったわが家を見ると、違いは明白。足元はかなりすっきりと見えます。
ただし一般的には、巾木がないとデメリットがあるとも言われています。壁と床の間の隙間が目立ったり、クロスがはがれやすくなったりする可能性があるそう。また、掃除機が壁に当たるなどして、汚れやすくなるといったことも。
ちなみに、この家に3年暮らしていますが、今のところ筆者はデメリットを感じていません。巾木がなく、床から壁がすっきりと立ち上がる見た目に満足しています。
窓枠と窓台の厚みをなくしました
シンプルな空間には、窓の見え方も大切。わが家は、窓枠はつけず、クロスの巻き込み仕上げにしています。加えて、窓台は通常より厚みをなくして5㎜程度に抑えました。
おかげで、窓が悪目立ちすることはありません。ガラスがすっきりと壁にはめ込まれているというシンプルなイメージに。
木製の窓枠もすてきだとは思いましたが、実現するのは「白い箱」。壁と窓が一体に見えるデザインにしたことで、いっそうイメージに近くなりました。
以上、「白い箱」の家づくりを紹介しました。家をプランするというのは、選択の連続。そのとき、欲張りすることなく、いちばん実現したいことのために、なにをすべきか、しないべきかを、シンプルに考え続けることが大事な気がします。