引き出しタイプは上から見渡せるのがメリット
すべての画像を見る(全5枚)観音開きタイプは、ものを出し入れするときに必ず腰を落とさなければなりません。どこになにがあるかも見えないため、体を曲げて収納場所を確認する必要があります。
一方、引き出しタイプは、上から見渡せばどこになにがあるかわかるので、探し物の時間が少なくてすみます。引き出しの上段なら、サッと手を伸ばすだけでものを出し入れできるのがメリットです。
実際、コンロ下は引き出し一段のタイプですが、収納方法で悩んだことはほとんどありません。
50代に入ると、体を曲げてものを取り出す動作がしんどくなってきます。収納面でも体の負担という面でも引き出しの方がやはりラクです。
おそらく古い家に住む年配者の方が、観音開きタイプの収納を使っている割合が多いでしょう。年齢が上がれば上がるほど、キッチンリフォームをするなら引き出しタイプに変えた方がいいのではないかと思っています。
年齢を考えると引き出しタイプの方が使いやすい
引き出しタイプは高さのあるものを立てて収納できませんが、収納ラックを使わなくても上段、下段を有効に使えます。上段にザルやボウルなど、下段にゴミ袋や洗剤ストックなどを収納するのが動線的に理想です。観音開きタイプのように試行錯誤しながら収納を考えることも少ないでしょう。
しかも、観音開きよりも腰の負担が少ないので、50代という年齢的にもキッチンの下段の収納は、リフォーム時にすべて引き出しタイプにしたいと考えています。