●3:サトイモの茎やオクラの花だっておいしいおかずに

さらに、サトイモの茎も干してから食べます。サトイモはアクが強い穀物ですが、一度干すことで、水に戻したときにアクが一緒に抜けます。
「農家をしていた母から鉄分補給で食べるといいと聞いています。水に戻したのち、煮たり佃煮にして食べます」とひろちゃん。

ほかにも5月以降に咲くオクラの花は、天ぷらにして食べます。天ぷらにしたときのさくさくっとした食感がよく、花自体には少し粘り気があるのだそう。

また、コイン精米機の横に「ご自由にお取りください」と書かれた米ぬかも高知では人気が高く、争奪戦に。ひろちゃんはぼかしという肥料をつくるために取りに行きますが、家庭でのぬか漬けづくりやタケノコのアクとりでも使えます。

 

●4:間引き菜、抜き菜ならではのやわらかさがおいしい

野菜をより大きく育てるため、成長途中で周囲の野菜をわざと抜きます。これを「間引き菜」や「抜き菜」といいます。

ひろちゃんは「抜き菜は新鮮なやわらかいお野菜です。私はもったいないから食べるわけでなく、純粋においしいから食べます」と説明。通常は野菜の成長に適正な間隔をとるために余分になった芽を小さいうちに抜き取ります。

カブ
カブの抜き菜を料理中。(YouTube『ひろちゃん農園』より)
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おすすめは、カブの抜き菜を丸ごとつかったお漬物。成長前のやわらかい葉をおいしく食べられるのは抜き菜ならでは。
「ほかにも、ニンジンの抜き菜は、かき揚げや白和えにするとおいしいですよ」とひろちゃん。

抜き菜は、道の駅や直売所で手に入ります。スーパーの中でも直売所のようなコーナーに置いてあることも。
「どの抜き菜も鮮度が大事です。日が経つと葉が黄色くなるし味も落ちてくるので、なるだけ早めに食べるのが大事だと思う」

ひろちゃんの野菜の食べ方、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

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