殺風景な庭やベランダにDIYで人工芝を張って、楽しい場所に変えてみましょう。2年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、外構費用を抑えて、庭は更地のままで新居での生活をスタート。その後、DIYで家庭菜園や砂場遊びが楽しめる庭をつくりました。コロナ禍でも家で運動不足を解消できる工夫も。DIYの内容と、実際に2年使ってみて後悔していることを紹介します。
すべての画像を見る(全8枚)外構費を抑えるため庭は更地のままでの引き渡しに
わが家は妻と息子2人の4人家族。2年前に地元の工務店で家を建てました。その際、外構にかかる費用を抑えるため、駐車場と家の周囲のコンクリート打ってもらうのみに。庭には手を入れず、砂の更地状態で住み始めました。
住んでからどこか別で発注しようと考えていましたが、簡単なものであれば自分でできるのではないかと思い、DIYに挑戦。
こちらが、引き渡し直後の庭の様子です。
そしてこちらが、DIYで完成した庭。さっそく簡単DIYのポイントや、2年経過して感じる反省点を紹介します。
DIYで人工芝を張り、想像以上によい仕上がりとなった庭
わが家の庭は幅が約10m、奥行きが約5mあります。
DIYに挑戦する前は、本当にうまくできるか、失敗して結局業者に頼むことになって、材料費と時間がムダになるのではないかと心配でした。しかし、やってみると意外と簡単できれいに、そのうえ楽しくできました。
用意したものは、以下のとおりです。
・ロールタイプの除草シート1本(1m×50m)
・ロールタイプの人工芝3本(2m×10m)
ピンは人工芝に付属してあるものを使います。ホームセンターよりもネットの方が安かったので、ネットで購入しました。
作業としては、まずは砂利などを取り除いたあとで地面をなるべく平らにします。筆者はレンガでたたいて平らにしました。この作業が意外に大変。面積があるので結構、時間がかかりました。
次に除草シートを敷いて1m間隔でピンを打って固定します。このとき除草シートが少し重なるように並べるときれいに仕上がります。あとは人工芝を敷いてピンで固定するだけ。端っこのジャマな部分やカーブ部分に合わせて人工芝をカッターでカットします。表面からではなく、裏からカットするときれいにカットできます。
私は2日に分けて作業しましたが、朝からやれば1日でも完成できると思います。思ったよりも簡単で、仕上がりもしっかりと施工できたと感じています。
かかった費用も7万円程度。外構業者に頼むと数十万すると聞きますので、かなり費用が削減できたと思っています。
壁は子どもたちと楽しく手塗り!花壇もDIYで
今回は庭のDIYだけでなく、周囲の壁も明るい漆喰風の壁に塗ってみました。せっかく新しくなった家の中から見える風景が、薄汚れたブロック塀という状態だったからです。
ネットで「MORUMORU」という、初心者でも手で塗れて、いい味になるという壁用仕上げ材を発見。子どもたちと遊び感覚で、白くて明るい漆喰風の壁に仕上げることができました。
庭に花や野菜を育てるスペースも欲しかったので、花壇もつくりました。作業としては、まずつくりたい花壇の形に、深さ30㎝ほどの穴を掘ります。そして掘った形の周りにレンガで枠をつくります。
レンガをモルタルやセメントで固めると強度が増すそうですが、難しそうなので筆者は並べただけにしました。あとは掘った土に花壇用の土と肥料を混ぜて、穴に戻せば完成です。
穴を掘るのは体力が必要でしたが、穴を掘ってレンガを並べて、土を入れるだけなので、作業としては簡単でした。筆者は、3日間くらいに分けて作業をしました。
用意したレンガは60個、花壇用の土と肥料を数種類購入して合わせて10袋、いずれもホームセンターで購入。費用は1万円ちょっとです。
最初は花を植えていましたが、食べられるものの方がやる気が出るので、最近ではミニトマト、カブレ菜、ハツカ大根など野菜を育てています。子どもたちと水やりや収穫をして、非常に楽しく利用できています。
子どもの遊び場として砂場もDIY!
コロナ禍で外遊びが減るなか、庭でたくさん遊べるようにしたいと、砂場もDIYしました。横160㎝、奥行き80㎝の小さめの砂場です。こちらも非常に簡単で半日で完成しました。
用意したものは以下のとおりです。
・ブロック12個
・軽石2袋(砂の下に敷く)
・川砂6袋
・除草シート
こちらもホームセンターで購入しました。
作業手順としては、まず砂場の形に30㎝ほど穴を掘ります。掘ったら除草シートを敷き、その上に水はけがよくなるように軽石を敷いて川砂を入れるだけです。
とても簡単にできましたが、子どもたちは喜んで遊んでいます。上の子は小学生高学年になってきたので、遊ばなくなってきましたが、次男は今も楽しそう。幼稚園から小学校低学年の子どもがいる家では、いい遊び場になると思います。
ちなみに、ネコにフンなどをされないように、使用しないときは木の合板でフタをしています。
遊ばなくなったら埋めて人工芝にする予定です。不要になったら気軽に撤去できるのも、低予算で実施したDIYのよさだと思います。