心身の変化が起きやすい更年期世代は、猛暑のピークが一段落した今の時季、疲れを強く感じることも…。夏の疲れを解消するためには、腸と自律神経を整えた生活習慣を送ることが近道なんです! そこで、医師・小林暁子先生が教えてくれた朝のルーティンを紹介します。体を立て直し、季節の変化に負けない健康ライフを。
腸と自律神経が整う朝の習慣とは?
1日の始まりは、腸の働きを目覚めさせ、自律神経の交感神経のスイッチをオンさせるのが重要。体内時計の乱れをリセットしましょう。
●毎朝同じ時間に起床する
すべての画像を見る(全6枚)自律神経に負担をかけないためには、体内時計のリズムを崩さないことが最重要。そのためには毎朝、同じ時間に起きて。疲れていても寝坊するのは、1時間遅れまでにとどめましょう。
<これはNG! 休みの日にダラダラ寝続ける>
ゆっくり寝られる休日でも、平日の起床時間とのズレは2時間までにとどめて。それ以上、寝てしまうと、夜に眠れなくなるなど、睡眠リズムが乱れて、逆に疲労感を蓄積する原因に。
●朝食は欠かさず、食物繊維をしっかりとる
体内時計は実際の時刻とズレがあります。これをリセットしてくれるのが朝食。朝は腸の働きをよくする水溶性食物繊維を含む、下のような食材を選ぶのがおすすめです。
・小林先生のアドバイス
「小麦ブランのマフィンに、水きりヨーグルトやフルーツを添えた“健美腸スイーツ”の朝食で、食物繊維をおいしくいただきます」
<これはNG! 暑いからと冷たいものばかり食べる>
残暑が厳しく、まだまだ冷たい食べ物や飲み物をおいしく感じる季節。しかし、そればかりだと、内臓が冷えて腸内環境が乱れがちに…。下痢や便秘の原因にもなるので注意しましょう。
●昼食は時間でなく空腹を感じてから食べる
食事は3食が基本ですが、おなかが空いていないのに「○時だからランチ」と無理やり食べるのは、かえって逆効果に。
また免疫機能の7割は腸内環境で決まるため、意識して食物繊維をとりたいですが、それを考えすぎるとストレスに。朝とれていたらOK、とすることで自律神経の安定につながります。忙しい昼間は栄養がかたよってもOKと割りきるのがポイントです。
<これはNG! 無理に3食食べようとする>
冷たいものばかり食べて消化機能が落ちている場合は、「お昼だから」と、無理に食べると内臓が疲れてしまうことも。空腹になってから食べましょう。
・小林先生のアドバイス
「昼は忙しく、食事を抜いたり、サンドイッチのような簡単なものしか食べられなかったりしますが、それでもよし、としています」