収納好きに評判がいい無印良品のファイルボックス。このファイルボックスにつけられるフタが発売されているのを知っていますか? しかもこのフタ、キャスターがつけられるようにつくられているんです。
フタにキャスター? と不思議に思いますよね。
インテリアや収納のアイデアをブログやSNSで発信している、DIY名人の白石明美さんに、便利な使い方を教えていただきました。
無印良品のファイルボックスにフタが登場!用途に応じて使い方いろいろ
すべての画像を見る(全9枚)無印良品のファイルボックスにつけられるフタが売られています。幅10cmタイプは290円、15cmタイプは390円、それぞれクリアとホワイトグレーの2色展開、計4種類です。
私が買おうと思った理由としてはまず、ホコリよけになるということ。
ファイルボックスは天井がぱっくりと開いた形状ですので、ポンポンとものを入れるのにはとても便利でしたが、底のほうにホコリがたまるのが気になっていました。そのため定期的になかのものをボックスから取り出し、ホコリを取り除き元に戻すということをしていました。
この手間もフタがあれば省くことができますね。
もう1点、買う決め手となったのが(ファイルボックスが)可動式になる、ということ。じつはこのフタ、ボックスに被せる普通のフタとしての使い方だけでなく、キャスターをつけてボックスを上に乗せることもできるんです。こうすれば動くファイルボックスの完成です!
ときどき、ボックスを持ち上げずそのまま手前に引き出して、床をこすってしまうことがありましたが、キャスターのおかげでこれは解消できました。
ここからは実際に使用してみて感じたことをお話しします。
●1.フタをして見た目すっきり
選んだ理由にもあるように、ホコリよけのためにフタをしてみました。中身が見えないので、雑多なイメージを隠すことができ、見た目がかなりすっきりした印象に。
フタにはご覧のように、小物を置くこともできます。
●2.キャスターをつけてみた
キャスターをつけてみました。キャスターにはわが家でダストボックスにも使っていた「ポリプロピレン収納ケース用キャスター 4個セット」(390円)を使用。
フタの裏側にある差し込み穴に、工具なしでただ押し込むだけ。
はずしたいときは少しの力で簡単にはずせます。キャスターをつけると約4cmほど高さがアップしました。
●3.キャスターをつけてスタッキングもしてみた
フタがなくてもスタッキングは可能でしたが、ピタッとはまらないとズレたり、重いものなどの収納には不安定だったり…。でもフタを間に挟んで、上に「のせる」ことにより安定しました。
スタッキングすれば、縦の空間をうまく使え、省スペースになります。
●4.フタとキャスターだけでも使える
フタにキャスターをつけ、その上にものをのせて使ってみました。ソファー下にすべり込ませれば、すき間の有効活用に便利です。
こちらはトイレでの使用例。トイレポットとトイレブラシとスプレーをセットしてスタンバイ。使いたいときに引き出せます。
●5.フタとキャスターとファイルボックス1/2の高さのタイプ
キャスターをつけたフタに高さ1/2タイプのファイルボックスをのせたところ。ファイルボックスの中にはペットボトルを収納しています。
重いものも持ち上げなくてもよくなり、負担が軽減されました。
●6.フタだけでも使える!
フタはそのままトレーとして使っても便利。小物の一時置きに最適です。
フタを導入するメリットとデメリットをまとめました。
【メリット】
・床置きしていた重いものの移動や引き出しがラクに
・掃除機がかけやすくなった
【デメリット】
・フタの幅の分、スペースが必要に
・フタをはずしてから取り出すというアクションが増える
しかし、デメリット以上にうれしいポイントがたくさんありました。使い方はアイデア次第でこれからも増えそうな期待感あり、なかなかの優れものではないでしょうか。