北欧の照明の名作、ルイスポールセンの「パンテラ」が、オリジナルモデルをそのまま小さくしてUSB充電式のポータブル式になりました。その名も「パンテラポータブル」。生活シーンに合わせて、位置を変えたり光量を変えたり。豊かな夜の時間の演出に愛用している日刊住まいライターが、その様子をレポートします。

パンテラポータブル
ポータブルだから、居場所を変えながら家のあちこちで楽しめる
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気軽にできる光の模様替え

お気に入りの明かりをインテリアに取り入れるのが、もともと大好きな筆者。ちょっと気になる美しいデザインのランプがあり、購入してみることにしました。

購入したのはルイスポールセンの「パンテラポータブル」。USB充電式で、その名のとおり、持ち運びができます。ネットショップで3万8500円でした。

ポータブル機能はともかく、デザインが購入の決め手になったパンテラポータブル。届いたときは、本当に美しくて感動しました。形はムダがなくシンプル。そして、そのシンプルさを際立たせる素材感。つるりして、光沢があって、それでいて、冷たくない。明かりをつけなくても癒やされます。

 

3段階の明るさの様子

明るさは10、33、100%の3段階に調整が可能。同じ場所に置いたままでも、明るさを変えるだけで雰囲気がガラッと変わります。

サイズは直径160×高さ232mm。購入前は定位置に置いて、移動させはしないだろうと考えていました。でも、コンパクトなので実際に手に取ると「ここに置いてもよさそう」「あっちに置いたらどうかな」という気持ちに。

結局、今は一日のなかで、あちこち移動させて使っています。その様子を、紹介していきましょう。

 

●ダイニングテーブルで

ダイニングテーブルの様子

夕食時間には、ダイニングテーブルで使います。この明かりを家族とも共有したい、毎日満喫したい…という目的にピッタリ。

パンテラポータブルだけのときもあれば、キャンドルを組み合わせたり、天井のライトを加えたり。それはまるで光で模様替えをしているかのよう。

光が変わると、部屋の雰囲気だけでなく、家族の気分も変わります。温かみのある光の演出のおかげで、リラックス効果を実感。夫も穏やかな光の中でゆっくり会話できることを、とても気に入ってくれているようです。

食事が終わってテレビを観るときは、明るさを10%に落としたり、少し離れた棚の上にパンテラポータブルを移動したり。ジャマにならない、さりげない照明として使います。

夫婦で隣同士に座って、私だけ本を読む際は、パンテラポータブルを私のそばに。小さくて軽くて持ちやすい形状だからこそ、自然にそんな使い方ができます。

 

●自分の部屋で

ベッドサイドのスツールに置いている様子

夕食が終わり、それぞれの部屋で過ごす時間になれば、筆者の部屋にパンテラポータブルを移動します。ベッドサイドのスツールに置いて充電しながら、33~100%の明かりにしておきます。

 

スツールのアップ

眠る前にベッドで本や携帯を見たり、自分のお手入れをしたり、愛犬と遊んだりするのには、このくらいの明るさがちょうどいい感じ。

 

就寝の際の寝室

就寝するときに充電をやめて10%に調光。ベッドの足元にある本棚の上に移動します。睡眠を妨げないけど、ハッと目が覚めたら少し見える。筆者にとってちょうどいい位置。

こうして、パンテラポータブル使っていることで、気づいたことが。ひとつのランプを気軽に使い回せるので、今後は、これまでのように模様替えのたびにランプを買いたすことが減りそうな予感。ものの数が減り、インテリアがスッキリするメリットがありそう。