ただし、騒音などのデメリットも

隙間が大きい様子
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まず、隙間が大きいこと。子どもの安全性を考えるなら、かっこよさをあきらめて、落下防止ネットをつける必要があります。もしも、隙間を減らすために、手すりに縦筋や横筋を増やすなど、好みのデザインでオーダーメードするなら、かなりの高額になると設計士からは聞きました。

幸い、わが家の子どもたちの年齢なら、危険はあまり感じていません。しかし、もっと幼かったなら、これでは心配だとは思います。

 

掃除の際の玄関ホールの様子

2つ目のデメリットは掃除に関すること。2階でロボット掃除機を使いたいときに困ります。段差を感知するとはいえ、やはり心配。そこで筆者は、網戸用ネットを使った、ちょっとした壁を自作しました。掃除のときだけ、足元に設置しています。これまで、落下トラブルはなし。

ただし、これは自己責任。手持ちのロボット掃除機との相性も問題になってくるでしょう。

 

手すりに落ちるホコリ

3つ目のデメリットは、汚れにまつわること。塗装の色が黒なので結構ホコリが目立ちます。手アカより、白いホコリのほうが気になる…。

1週間に1度は掃除が必要。筆者は、来客があるときは、必ずチェックするようにしています。もっとも、ドライのお掃除シートでふけば、簡単にきれいになるので、それほど苦ではありません。

 

階段室を間切る1階のドア

4つ目のデメリットは、騒音問題。手すりだけだと、壁よりも遮断するものが少ないため、音が上下に通りやすい気がしています。

ただし、メリットと感じることも。筆者が1階にいても、2階の子ども達の気配はよくわかります。また、1階と2階でやり取りする際も、隙間で顔がお互い見えやすいです。

もっともわが家の場合、写真のように、1階リビングと階段室を仕切る扉をつけたので、ドアを閉めると、音はかなり遮断されます。

 

玄関ホール

以上が、実際に1年間、この家に暮らしてみて感じたことでした。

わが家は黒をポイントにしたインテリアにしています。導入した手すりは、階段すらもおしゃれなインテリアにしてしまう効果があって大満足。加えて、使い心地もよくて、納得のいく家づくりができました。

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