●猫の“わが家”だからこそ見れる光景

ネコ二匹
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アルルでは色んな層のお客さんが思い思いに過ごし、その中で次郎長と石松も気ままにとてもリラックスしている。ふたりからしたらわが家でくつろいでいるだけなんかな、そこに人が行ったり来たりしてる感じだ。

ニャンモナイト

たまにふたりがお客さんと相席することもあって、この日もお客さんがいるテーブルの空いた席に着くと、ごろ~んと横になってぐるりと身体を巻いた。

ニャンモナイト

猫が身体を丸めて眠る姿はアンモナイトとかけて“ニャンモナイト”と呼ばれている。初めて目にしたニャンモナイトは思った以上に丸まっていて、ずっとずっと愛らしい。

まるまる猫

そんな次郎長と石松の姿に心を癒されるお客さんも多いのだとか。「そういうつもりはなくても、次郎長と石松は役割を果たしているんですよね、きっとね」

ネコ

「あぁでも唯一石松がソファをガリガリやって、穴開けちゃうんですよ」と根本さんの視線にならうと石松がソファの背に登って、ちょうど爪を立てるところだった。

ソファーののぼる猫

私の見解だが、愛猫家も愛犬家も自宅が動物によってボロボロになってしまうと話しているとき、困った口調でも表情はどこかうれしそうなのだ。根本さんが石松を見守っている眼差しもとても優しい。

働いている従業員の方もみんな猫好きだそう。隣のテーブルでは仕事を終えたアルルの従業員の方が次郎長をマッサージしていた。

くつろぐ猫

次郎長はとろけたように全身を委ねていた。

レジと猫

また、ほかの従業員の方が石松を抱っこしながら手慣れた様子でレジを打っていたり…猫とともに過ごす、これがアルルの日常茶飯事なのだ。

●天才を発見…!

そういえばと私は鞄から次郎長と石松に用意したお土産のおやつを取り出した。根本さんに了解をいただいて、ちゅーるをあげさせてもらう。

従業員の方が右手にちゅーるを持って「次郎長」と呼ぶと、目を爛々と輝かせながらもお利口に座る。

ネコのお手

なにをするのかなと見ていたら、空いている左手を次郎長に差し出すと、次郎長は白い手をぽむっと乗せた! おおおおお手、お手をした!!! 天才がいますみなさーん!!!

ちゅーるをなめる猫

そして次郎長がちゅーるをなめ始めたら、私にちゅーるを代わってくれた。根本さんもだが、従業員のみなさんも優しい方ばかりだ。

小さな舌で少しずつ少しずつちゅーるをなめる次郎長を眺めながら、しみじみとこの子たちがここで生きていてくれてよかかったなぁと心底思った。