●財布泥棒扱いされた子どもの親が大激怒。解決せずに不登校に…

「小学1年生が友達10名くらいで集まって近所の公園で遊んでいたときのことです。1人がお財布を持ってきていたようで、それをベンチに置きっぱなしにして遊んでいたそうです。それを見た1人の女の子が『財布を置きっぱなしにしちゃだめだよ』とその子の財布を手に取り、持ち主に持っていこうとしたところ、『人の財布をとるのは泥棒だ!』とほかの子に言われ、財布を持っていこうとした子は泣きだしてしまいました。すぐ家に帰り、親に説明したところ親が大激怒。『うちの子を泥棒扱いして!』と学校にクレームを入れ、『謝らせろ! どんな教育しているんだ!』と大騒ぎになりました」(福岡県・33歳)

ブランコ
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結局、学校側から満足のいく対応はほとんど得られず。その次の日からその子は不登校になり、かれこれ5年以上学校へ行けていないといいます。トラブルが起きたときにいた子たちの親は、非がないのに謝りに行く必要はないと、とくになにも行動せず。

「不登校になった子には兄がおり、その子が学校でいじめられて転校してきたばかりだったそうで、親もピリピリしていたのかもしれません。
勘違いとはいえ、人を簡単に泥棒扱いするのはいけないことだし、人の財布を許可なく触るのも悪いこと、とお互いの悪かった部分をきちんと理解させ、きちんと謝ればすんだことなのに、残念だなと思います」

自分の子が被害者のように思える場面ではついカッとなってしまいますよね。でも一度冷静になって状況を客観的に見る力も必要かもしれません。被害者意識が強すぎると、トラブルに巻き込まれやすい傾向も。低年齢のうちはお金だけでなく、ゲームやスマホも含め、高価なものは親の見ている範囲だけに限定するなどの工夫が必要ではという意見もありました。

●子ども同士がトラブルの渦中。相手の親とどう接する?

「子ども同士が喧嘩して、相手の母親から怒りの電話があり、口論になってしまいました…。学年の役員同士だったので、気まずい思いをした事があります」(愛媛県・59歳)

「娘が小学校のときにクラスで揉め事があり、被害者と思い込んでる親が教育委員会に直訴して、夜に懇談会をした記憶があります。話としてはどっちもどっちな感じで、親が騒いでるだけだと思ったので、あまり関わりたくないと距離を置くようになりました」(神奈川県・46歳)