●ひらがな練習帳も切っちゃった!

テレビのリモコンを操作して、Eテレにするので「2」を認識しているのかと思うと、ただボタンの位置で覚えているだけのようです。

「ぽんこちゃんのじがある!」
新聞などで『ぽ』という字を見つけると、こんな風に言います。
「ぽん子ちゃんの『ぽ』があるね。これが『ぽ』って字だよ。『ん』もあるかな?」
そんな流れで教えようとするとまたしてもすごく嫌がります。文字の形を認識してはいるものの、ひらがなの一文字が一つの音を示しているという概念がわかってないようです。
数を20くらいまで言うことができて、ものの数を数えることもできます。だけど、数字とそれが結びついていません。

ちょきちょき
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うーちゃんの保育園の同級生の女の子は、ひらがな練習帳を渡したら、勝手に練習して勝手にひらがなを覚えたといいます。それだ! と思って、ダイソーでひらがな練習帳をさっそく買ってきました。
最初のあ行のところは鉛筆で上手に書いていましたが、すぐに飽きて、翌日にはハサミで切り裂かれていました。これは切って遊ぶもんじゃないんだよと言い聞かせましたが、とくに意に介する様子はありませんでした。

 

●サウスポーなぽん子ちゃん。非言語系の右脳を刺激されている?

ぽん子ちゃんはじつは左利きなのです。僕の漫画家の弟子の宮川サトシくんが、週刊新潮で連載している『俺は健康にふりまわされている』という漫画に、2歳の息子さんが左利きで、言葉の発達がちょっと遅いようであるとありました。
左利きの子は、非言語系の右脳(知覚・感性)を刺激されているから言葉にまとめるのが時間がかかるとのことです。ぽん子ちゃんはまあとにかくよくしゃべる子なのですが、文字に対する認識のあり方がまさしく右脳的なのかなと思いました。

ただ、教えようとすると怒り出すというのは性格的な問題で、素直に話を聞く子ならとっくに覚えているのではないでしょうか。うーちゃんのときもひらがなや数字を覚えさせようとしてがんばったのですが、小学校に入るともう最初からすごく丁寧にみっちり練習させてくれるので、がんばらなくてもいいような気がするのです。ただ、脳の機能的な問題だったら困ります。